アジュガは雑草対策になるグランドカバーとして地植えするのにオススメの植物です。
アジュガの特徴と種類、増やし方など育て方のポイントを紹介します。
アジュガの特徴と種類
アジュガはヨーロッパ、中央アジア原産のシソ科の多年草です。
別名、ジュウニヒトエ(十二単)、セイヨウキランソウとも呼ばれます。
草丈:10~30cm
花期:4~5月
花色:紫、青、ピンク、白
常緑性で日陰でも育ちます。
ランナーと呼ばれる細長い茎を地面に這うように伸ばし広がります。
繁殖力が旺盛で横に広がっていくのでグランドカバーとしても人気の植物です。
一般に多く育てられているのはヨーロッパ原産の「アジュガ・レプタンス」という種類です。
レプタンスの主な種類
◆チョコレート・チップ
寒くなるとチョコレート色になる葉が魅力。
春から初夏にかけブルーの小花が咲きます。
◆バーガンディグロー
低温時はピンクが冴えて鮮やか、高温時は白が強く出てシルバーがかります。
季節による葉色の多彩な変化が美しいです。
アジュガの育て方
苗を植え付ける適期は3~5月と9月中旬~11月中旬です。
半日陰の場所で育てましょう。
落葉樹の下など午前中だけ日が当たるような場所が適しています。
通気性がよく腐植の多い土壌を好みます。
鉢植えの場合は市販の培養土を使うと簡単です。
花が終わったら花茎を根元から切り落とします。
水やり
地植えの場合、特に水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料
庭植えの場合は、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。
鉢植えの場合は、生育期の4~6月に緩効性化成肥料か薄めの液体肥料を与えます。
与え過ぎは花付きが悪くなる原因となるので控え目にするのがポイントです。
植え替え
地植えの場合、同じ場所で4~5年育てていると生育が弱ってきます。
新しい場所に植え替えるか、同じ場所でも新しい土を入れて植え替えるとよいでしょう。
病害虫
病気は特にありませんが密生しすぎると立ち枯れ病がでることがあります。
込み合ってきたら間引きましょう。
アブラムシがつきやすいので見つけ次第駆除します。
アジュガの増やし方
株分けで増やすことができます。
適期は植え付けと同じ春と秋です。
花後に株元からランナー(ほふく茎)が這うようにして伸びて節から根を下ろして新しい株ができます。
この繰り返してどんどん広がります。
ランナーから出た子株を切り離して植え付けます。
アジュガを育ててみた感想
常緑の葉ときれいな花が楽しめて、雑草対策にもなるということから苗を購入しました。
丈夫で育てやすいところが初心者には嬉しい植物ですね。
実際に庭植えにしてみたら、繁殖力が強くてビックリ!
春に1株植えてみたら、秋には4~5株に増えました。
このまま雑草が生えて困る場所に広がってくれたら草取りの必要がなくていいですね。
葉色が違う品種をいくつか植えてみて楽しむのもよいかもしれません。
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