ハギ(萩)の花が咲く季節はいつ?【ハギの特徴と育て方】

ハギ(萩)の花

ハギ(萩)の花が咲く季節はいつなのかご存知ですか?

ハギの花が咲く季節と特徴、育て方のポイントを紹介します。

ハギ(萩)の特徴/花が咲く季節はいつ?

ハギ(萩)の花

地域により多少異なりますが一般的に萩の花の見頃・開花時期は7~9月頃です。

漢字で書くと、草かんむりに「秋」で「萩」。

秋の七草のひとつなので秋に咲くというイメージが強いですが、初夏に花を咲かせる品種もあります。

特徴

ハギ(萩)の葉
マメ科ハギ属の落葉低木。

原産地は北アメリカ・東アジア。

暑さにも寒さにも強く、日本ではほぼ全域に分布しています。

花色:赤紫色、白
樹高:1.5~2m
樹形:ヤマハギの枝は、たれ下がらずに直立するか真横に伸びる。ミヤギノハギは直立せず先端はややしだれる。

別名:ニワミグサ(庭見草)、ノモリグサ(野守草)、ハツミグサ(初見草)など。

【生育パターン】
・春に根元から新芽が出る
・枝が長く伸び、新芽の先に花を咲かせる
・冬になると葉が落ちる

主な品種

ハギ(萩)の花
ヤマハギやマルバハギなどの野生種とミヤギノハギや白花ハギなどの園芸品種に分けられます。

◆ヤマハギ
日本全土に自生する品種。ハギというとこの種を指すことが多いです。

花の時期になっても枝はほとんど枝垂れません。

◆ミヤギノハギ
庭木として広く親しまれている品種。別名「センダンハギ」と呼ばれます。

◆マルバハギ
関東より西の地域に多く自生している品種。
別名「カワチハギ」と呼ばれます。

◆ツクシハギ
本州~九州に自生する日本特産種。

ハギ(萩)の育て方

ハギ(萩)の花

日当たりと水はけがよい場所で育てましょう。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えます。

肥料

根には空気中の窒素を栄養分に変える根粒菌が共生しています。

そのため痩せた土地でも良く育つ特性があるので地植えでも鉢植えでも必要ありません。

病害虫

害虫では、新芽の伸び始める4月中旬以降にアブラムシが発生することがあります。

病気は特にありません。

剪定

落葉してから2月頃までが適期。

根元から10~20cmくらいの高さでバッサリと切りましょう。

古い枝を切って春に新しい芽を出させることで来年の花付きがよくなります。

さいごに

ハギの花

実家の近くに川に沿ってサイクリングできる道路があるのですが、その道路端にハギが植えられています。

花の咲いて様子は風情がありますね。

でも、どんな植物かというと意外と知らないことだらけ。

というわけで、ハギの花が咲く季節と特徴、育て方について調べたことをまとめてみました。

ちなみに、ハギと同じ秋の七草のひとつにクズ(葛)があります。
↓ ↓
クズ(葛)の花
※クズ(葛)の花

「葛の花」といえば、

「葛の花 踏みしだかれて 色あたらし この山道に 行きし人あり」という釈迢空の短歌が有名です。

中学か高校の教科書に載っていることが多い歌だと思うので、ご存知の方も多いと思います。

なぜか、ハギの花をみると、この歌を思い出してしまうんですよね。

写真を見てのとおり、葉の形はずいぶんと違います。

ハギは落葉低木ですが、クズはマメ科のツル性多年草。

根を用いて食品の葛粉や漢方薬が作られるなどハギと同じくクズも万葉の昔から日本人に親しまれてきた植物だそうです。

※同じマメ科の低木に黄色い花を咲かせるエニシダがあります。
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エニシダの特徴と育て方!剪定時期と方法は?

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