日本原産のウラジロモミはクリスマスツリーとして使われることが多い樹木です。
鉢植えで育てる場合の管理ポイントを紹介します。
本物のクリスマスツリーで楽しんだら来年もまた楽しめるように育てましょう!
ウラジロモミの特徴
ウラジロモミはマツ科モミ属の常緑針葉樹です。
日本原産で、福島県~中部地方、紀伊半島、四国、九州各地の高地に自生しています。
葉の裏側が白いのでウラジロモミ(裏白樅)と名付けられました。
別名、ダケモミ、ニッコウモミとも呼ばれます。
ウラジロモミは、樹高が10メートル以上に大きく成長します。
庭に十分な広さがあって毎年の成長を楽しみに大きく育てたいという人は地植えがオススメ。
あまり大きくしたくない場合は鉢植えがオススメです。
鉢植えは大きさを制限しながら長く楽しむことができるといわれています。
ところで、クリスマスツリーに使われる樹木には、モミの木、ドイツトウヒ、ゴールドクレストなどいろいろありますね。
実は、ツリーに使われる木にも、お国柄があるのだそうです。
ヨーロッパではヨーロッパモミ、ドイツトウヒなどをクリスマスツリーに使うことが多いです。
アメリカでは、バルサムモミ、フラセリーモミ、ヨーロッパアカマツ、カナダトウヒ、コロラドトウヒなどを使うことが多いそうです。
そして、日本ではウラジロモミがモミの木としてクリスマスツリーに使われることが多いのだとか。
ウラジロモミの育て方【鉢植えの管理】
日本原産なので比較的育てやすいといわれています。
なるべく大きめの植木鉢を準備しましょう。
●鉢の大きさの目安●
・1.0~1.2m前後 直径40cm以上
・1.5~1.8m前後 直径50cm以上
・2.0m 直径60cm以上
もみの木の植え付けは3~4月か9~10月が適期です。
暑さに弱いので真夏は避けましょう。
日当たりのよい屋外で育てます。
ただし、夏は直射日光が当たると弱ったり枯れることがあるので明るい日陰に移動させます。
水やりは表面の土が乾いたらたっぷりと与えます。夏の乾燥に注意しましょう。
特に肥料は必要ありません。
病気や害虫は特に心配はいりません。
剪定
放っておいても自然に円錐形に樹形が整います。
特に剪定をする必要はありません。
さいごに:弘前公園のウラジロモミの大木について
本丸、三の丸庭園にウラジロモミの大木があります。
樹高は23メートル、推定樹齢は180年だとか!
写真は弘前公園のサイトに載っています。
↓ ↓ ↓
弘前公園名所・見どころ一覧/動植物(ドウショクブツ)
ウラジロモミは福島県が北限といわれています。
青森県の弘前公園に植えられているものは、9代寧親公の頃、自生が多い日光から取り寄せたものだそうですよ。
クリスマスシーズン以外に見かける機会はないと思っていたら、地元にこんな立派なウラジロモミがあったことにビックリ。
今まで何度も見ているはずなのに…。
意識しないと気が付かないものですね。
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