フリージアは春になると香りのよい鮮やかな黄色の花を咲かせる植物です。
特徴と植え付け時期・方法などフリージアの育て方ポイントを紹介します。
植えっぱなしでも大丈夫なのかについても調べてみました。
フリージアの特徴
フリージアは南アフリカ原産、アヤメ科の秋植え球根植物です。
春に開花したあと、夏に地上部が枯れて休眠します。
和名はアサギスイセン(浅黄水仙)、コウセツラン(香雪蘭)です。
草丈:20~50cm
開花時期:3~4月
花色:白・黄・ピンク・オレンジ・紫色など
一重咲きのほかに八重咲き品種もあります。
フリージアの育て方
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
暖地であれば庭植えも可能ですが、鉢植えで育てたほうが管理しやすいです。
地植えの場合は10月下旬~11月上旬。鉢植えの場合は9月下旬が植え付け適期です。
寒さに弱く霜に当たったり氷点下になると葉が変色してしまいます。
冬は軒下や室内など霜の当たらない場所へ移動させましょう。
植え付け
鉢植えの用土は市販の草花用培養土を使います。
12~18cmの鉢なら4~6球、65㎝プランターなら15~20球が目安。
球根1個分ほどの深さに植え付けます。
水やり
芽が出るまでは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
発芽してからは水やりは控えめにしていくとよいでしょう。
鉢の表面が乾いたらたっぷり与え3~4日して再び表面が白く乾いたら与えるようにします。
水をやりすぎると草丈が高くなり倒れやすくなることがあります。
肥料
球根に養分をたくわえているので植え付けるときに肥料は必要ありません。
葉が2~3枚出たら緩効性化成肥料を土に半分くらい埋まる深さに押し込んでおきます。
追肥は、葉が緑色の間は月に2~3回くらい液肥を水やり代わりに与えます。
害虫
特に問題になる害虫はありません。
フリージアの花後の手入れ
花がしぼんだものを「花ガラ」と呼びます。
咲き終わった花ガラはそのつど取り除きましょう。
ほうっておくと種ができて球根への養分が奪われてしまいます。
すべての花が咲き終わったら花がついていた茎だけをつけ根から切り取ります。
葉は光合成を行って球根に養分を蓄える働きをします。
自然に枯れるまでそのままにしておきましょう。
葉が枯れたら球根を掘り上げます。
その後はネットなどに入れ、風通しの良いところで保存しておきます。
フリージアは植えっぱなししても大丈夫?
フリージアは連作障害の出やすい植物です。
連作障害が出ると病気になりやすく生育も悪くなります。
基本的に植えっ放しで育てるのには向かないといわれています。
連作障害が出なければそのままで大丈夫かもしれません。
しかし、少なくとも2~3年に1度は球根を堀り上げて植え替えを行ったほうがよいでしょう。
鉢植えの場合は新しい用土に植え付けましょう。
さいごに
フリージアは香りが素晴らしく黄色の花色も自分好みなのでお気に入りの植物です。
花屋さんの店先でフリージアの切り花が販売されているのを見つけると春がやってきたなと嬉しくなってしまいますね。
そんなわけで今回は寒冷地でも育てられるのかな?と思って調べたことをまとめてみました。
初心者の自分が育てるのはかなり難易度が高いことが分かり、ちょっと残念。
今までどおり切り花を部屋に飾って楽しむことにしました。
ちなみにネットで探してみたらフリージアという品種のバラ苗を見つけてびっくりしました。
四季咲きでフリージアに似た香りがするそうですよ。
初心者にもおすすめだそうですから、こちらを育ててみるのもいいかもしれませんね。