
ポトスはツヤのある美しい葉を持つ観葉植物。
日陰でも育てられるので室内のインテリアとしても人気です。
100均で購入したポトスの葉が茶色になって枯れてしまったので原因と対処法について調べたことをまとめました。
観葉植物ポトスの特徴

ポトスはソロモン諸島原産、サトイモ科の常緑性多年草。
葉はワックスをかけたような光沢があり、ツルが長く伸びて節から気根を出すのが特徴です。
自生地では気根が他の樹木の幹に張り付くようにして生育。
吊り鉢にして上から垂らしたり「ヘゴ仕立て」といって上に這わせていく方法などいろいろな仕立て方で楽しめます。
観葉植物ポトスの育て方

春から秋までの置き場所は室内または戸外の半日陰が適しています。
夏場は直射日光が当たらないように注意しましょう。
強い日差しに当たると葉が焼けて茶色になってしまいます。
レースのカーテン越しに日が当たる場所に置くとよいでしょう。
日陰に強いので日光が当たらない場所でも蛍光灯や白熱灯の明るさがあれば育ちます。
水やり
土の表面が乾いたら鉢底から染み出るぐらいタップリと与えます。
受皿にたまった水は根腐れの原因となるので捨てましょう。
乾燥しやすい夏や冬は、霧吹きで葉に水を吹きかけると湿度が保たれ病気の予防にもつながります。
肥料
5~10月にかけて緩効性化成肥料肥料を与えます。目安は2ヶ月に1回です。
液体タイプの肥料を2週間に1回水やりのかわりに与えるのでもかまいません。
冬は肥料を与える必要はありません。
病害虫
葉が乾燥しすぎるとカイガラムシやハダニの被害にあうことがあります。
ホコリなどの汚れがたまると「炭そ病」になることがあります。
植え替え・株分け

適期は5~7月。
鉢底から根が出てきたときを目安に行うとよいでしょう。
鉢からポトスを取り出したら根を傷つけないよう土を軽く落とします。
一回り大きな鉢に新しい用土を入れて植え付けましょう。
植え付け後は、たっぷりと水やりをしてください。
【同じ鉢に植え付ける場合】
・購入したときくらいまでツルを切り落とす
・伸びすぎた根も切り落とす
大きくなりすぎた場合は、ふたつに分けてそれぞれ植え付けます。
・鉢は今まで使っていた鉢のほか、もう1つ準備
・鉢から取り出した株にナイフで切れ目を入れ手で2つに分ける
・2つの鉢にそれぞれ植え付ける
・水やりをする
・風通しの良い明るい日陰に置いて管理する
切り戻し

長く育てているとツルが伸びすぎてしまったり途中の葉が減って見苦しくなる事があります。
そのような場合は、根元から3節くらいのところで切りましょう。
切ったところから新しい芽が伸びてくるのでバッサリ切っても大丈夫です。
切ったツルや葉を使って挿し木をすれば増やすことができます。
葉の後ろ側に茶色の突起物がありますが、それがポトスの根です。
伸びた葉の先から2、3枚の葉を付けて根の所で切ります。
コップなどに水を入れて切った葉を入れておけば2週間程度で根が伸びてきます。
ある程度、根が伸びたところで鉢植えにします。
ポトスの葉が茶色になる原因と対処法

「水の与えすぎ」「葉焼け」「寒さ」が考えられる主な原因です。
水の与えすぎ
水を与えすぎで過湿になると根腐れして枯れてしまうことがあります。
特に、冬の間は水やりを控えめにして土の表面が乾いてから2~3日後に行うようにします。
葉焼け
真夏の直射日光に当たると葉が焼けて枯れてしまうことがあります。
1年を通して半日陰の場所に置くようにしましょう。
寒さ
熱帯性の植物なので暑さには強い反面、寒さには弱いです。
8℃を切ると枯れてくるので最低でも5℃以上を確保できる場所で管理します。
さいごに

ポトスの特徴と育て方、葉が茶色になる原因について書きました。
ずいぶんと昔のことですが、ライムグリーンの葉に惹かれて100均で購入。
玄関に置いて楽しんでいたのですが葉が茶色になって枯れてしまったことがありました。
今にして思えば、冬に置き場所を変えなかったことが原因だったのでしょう。
寒冷地なので冬は冷え込みが厳しく5℃以下になるのは当たり前。
当然の結果でした。

