ベンジャミンは贈り物にも良く使われる人気の観葉植物ですね。
インテリアとして室内に置いて楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
人気の観葉植物ベンジャミンの育て方と実際に育ててみた感想(実がついた話)を紹介します。
ベンジャミンの特徴と品種
原産地はインド~東南アジア。クワ科フィカス属、ゴムの木の仲間です。
光沢のある美しい葉が特徴です。
枝が柔らかいので、いろいろな形やサイズに仕立てることができます。
スタンダード仕立て、三つ編み仕立て、リング仕立てなどの仕立て方があります。
品種
一番オーソドックスなベンジャミンです。
ベンジャミンの枝変わりでできた斑入り品種。
ライム色の葉がとても美しい品種。
葉が黒味を帯びた緑色のベンジャミンです。
葉がクルクルとカールしている品種。
観葉植物 ベンジャミンの育て方
耐陰性(日陰に強い性質)が強いので、年間を通して室内で育てることができます。
ただ、基本的には日光を好む植物です。出来るだけ日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
春から秋の生育期にかけては屋外や窓辺の日当たり~半日陰の場所で育てます。
ベンジャミンは少し寒さに弱い植物なので、冬は室内でも5℃~10℃位はある場所に置きます。
水やり
生育期の5月から9月は鉢土が乾いたらたっぷりと与えます。
水切れさせると葉を落としてしまうので気を付けましょう。
秋の最低温度が20℃を下回ったら水やりの回数を減らしていきます。
冬は乾かし気味に管理し、土の表面が乾いてから数日経ってから水を与えるようにします。
空気中の湿度が高い環境を好むので、霧吹きで葉に水をかけてあげるとよいです。
病虫害の予防や葉が落ちるのを予防する効果があります。
特に冬は空気が乾燥しやすいので、こまめに葉水を行います。
肥料
生育期(5~9月)に、2~3ヶ月に1回、緩効性の化成肥料を与えます。
冬の間は肥料を与えません。
ベンジャミンの剪定・植え替え
生育期には枝葉がよく伸びて茂り、樹形が乱れてくるので剪定をします。
刈り込みに強いので、適宜、枝を切り詰めて整えていきましょう。
切断面からベタベタとした白い樹液が出るので気を付けてください。
ティッシュなどで拭き取りながら行ないましょう。
鉢の底から根が出てくるようになったら植え替えをします。
目安としては2年に1回、適期は春です。
ベンジャミンの栽培記録【”実”の正体は花】
今回は観葉植物ベンジャミンの特徴と主な品種、剪定時期など育て方について調べたことをまとめました。
以前、ベンジャミンを育てていたときに、小さな実のようなものがついたことがあります。
花が咲いてもいないのに不思議だな~と思って、そのままにしていたら落ちてしまいました。
後でわかったことですが、どうやら「花」だったらしいです。
ベンジャミンはイチジクの仲間で、イチジクと同じように内部に虫を呼び込むタイプの花をつけるのだとか。
花は果実に包まれて外側からは見えず、いきなり実がなったように見えるということです。
ちなみに日本には受粉する虫がいないのでタネはできないそうです。