【防草シートで雑草対策】特徴と実際に使ってみた感想

防草シート

防草シートは敷くだけで雑草対策ができる便利な商品。

ホームセンターや通販、100円ショップなどで販売され、値段が安いものから高いものまで多くの種類があります。

防草シートの特徴と実際に使ってみた感想を書きました。

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防草シートの特徴

防草シート

【防草シートの仕組み】
雑草が成長するには光・水・空気の3つが必要です。

防草シートとは、この中の1つ「光」を遮断する働きを持ったシートのこと。

・タネは日光があたらないと発芽できないものが多い(光好性種子)
・日光があたらないと光合成をして成長することができない

発芽や光合成を抑えることで雑草が生い茂るのを防ぎます。

土を覆うため雑草のタネが飛んできたとしても根付かせない効果もあります。

水や空気は通すので花壇の植物の株元や庭木の下に敷いても大丈夫です。

【水を通す/透水性】
一般的な防草シートは透水性があり水はけが悪くなることはありません。

防草シートを敷いた場所に水たまりができる場合、
次のようなことが原因として考えられます。
・地面が沈んだ低い場所
・水はけがとても悪い場所

対処法としては、防草シートの上に砂利を敷くのがおススメ。

◆砂利を敷くメリット
・防草シートが紫外線で劣化するのを防ぐ
・見た目がよくなる
・大きな音がする砂利を敷くと防犯対策につながる

【空気を通す/通気性】
一般的な防草シートは通気性があります。

【ほつれるシートとほつれないシート】
防草シートの構造は「織布タイプ」と「不織布タイプ」の2種類あります。

織布タイプの防草シート
・織布タイプ
縦糸の列に横糸を織り込んで作ったもの。
ホームセンターなどで販売されているものの多くは織布タイプです。
比較的、安価なので値段を抑えて雑草対策をしたい場合に向いています。
カットするとほつれが出やすいのがデメリット。

・不織布タイプ
圧力をかけて薄いシート状にしたもの。
織布タイプより耐久性が高いため、長く使えます。
カットしても、ほつれることはありません。

防草シートを使った雑草対策の感想

防草シート

防草シートという商品を知ったのは2007年ころ。
それ以来、ずっと使い続けています。

現在の主な使用場所は、裏庭の通路と暗い日陰。

砂利だけを敷いたら埋もれてしまった

最初は、砂利だけを通路の一部に敷いてみました。

ところが砂利の量が少なかったせいでしょう。

雑草が生えてきました。

砂利の間にある雑草を取るのは手間がかかって面倒なもの。

引き抜くと根についた土で砂利が汚れてしまいます。

だんだん、砂利が土に埋もれてしまうのも悩みでした。

防草シート+砂利に変更

砂利をどけて防草シートを敷き、改めて砂利を敷きなおしました。

雑草が生えてくることはほとんどなくなり、砂利が埋もれることもありません。

二度手間になってしまいましたが効果があってよかったです。

裏庭の通路は防草シートのみで使用

通路に敷いた防草シート
裏庭の通路では砂利を敷かずに、むき出しの状態で使用。

風で飛ばないようにレンガやブロックを重しに置いています。

暗い日陰ではシートをピンで固定。ゼニゴケを駆除する作業から解放されました。

実感したメリットとデメリット

【メリット】
・1度敷いたら、その後はほぼメンテナンス不要
・撤去が簡単

草取りは腰など体に負担がかかる作業です。夏場の暑い時期は熱中症対策も必要ですね。

敷くだけで草取りにかける時間を減らせるのはありがたいです。

草丈が低い場合は生えたままの上に敷いても効果はあります。

実際に試してみたら雑草は枯れていました。

シートだけ敷いている場所なら撤去は簡単。

今後、花壇に変更するかも?という場所などに、とりあえず敷いておくこともあります。

【デメリット】
・敷く前の下準備に手間がかかる
・ピンで固定する手間がかかる
・見た目があまりよくない
・数年でボロボロになった

穴があいた防草シート
シートを敷く前に、
・すでに生えている雑草を取り除く除去する
・地面にデコボコがあればスコップなどで平らにする
といった作業が必要。

大きい石の上にシートを敷いたら穴が開くこともあります。

ピンで固定した防草シート
ピンが土中の石に当たって曲がり、やり直すことが何度もありました。

見た目については裏庭で使っているので気になりません。

シートは紫外線で劣化します。
・一般に値段が安い防草シートは耐用年数が短い
・紫外線で劣化するので日陰より日なたのほうが傷みやすい

防草シートから突き出たスギナ
スギナが劣化したシートを突き抜けて出てきたこともあります。

さいごに

劣化した防草シート

防草シートの特徴と実際に使ってみた感想を書いてみました。

土がむき出しの部分を減らすと雑草対策はずいぶんと楽になるものです。

値段が比較的安いものでも効果はありました。

ただ、日なたに敷いてあるものは数年でボロボロ。

取り換える頻度が増えてしまいます。

長く使うために雪が積もる冬の間はシートを撤去、春に再び敷きなおしていたこともありました。

耐用年数の長い高密度の防草シートは値段が高いので購入を迷っていたのですが。

「交換する回数を減らせるのでコスパがよい」ということに気づきました。

・日陰では耐用年数が短めのもの
・日なたでは耐用年数が長いもの
というように費用を抑えるために場所によって使い分けようかと考えています。

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