病害虫アメリカシロヒトリの駆除

ガーデニングを始めたころは、病害虫についてほとんど知りませんでした。せいぜいアブラムシやケムシを時々見つけたら薬をかけたり、葉ごと取り除いたり、ですね。ところが昨年の春から初夏、木の葉が茶色に枯れたり、食べられた後が見つかり葉の裏を見ると見たこともない虫がびっしり!アメリカシロヒトリでした。

アメリカシロヒトリとは北米大陸原産の蛾(ガ)の一種で、街路樹や庭木などの葉を食い荒らす病害虫です。成虫は白色で褐色斑があり、幼虫(毛虫)は黒く、長い白い毛で覆われています。

アメリカシロヒトリは6月中旬から7月上旬ころに、成虫がサクラなどの広葉樹に卵を産むと、10日程度で幼虫になり、糸を吐いて巣網を作ります。10日前後生活した後、一気に分散し、落葉樹の葉をすべて食べてしまいます。そして3センチほどに成長すると、繭を作りさなぎとなり、2〜3週間ほどで成虫になります。このサイクルを年2回繰り返し10月ころからさなぎになって越冬します。幼虫の発生時期は7〜8月と、9〜10月(その地域や気候によって変動)の年2回です。

アメリカシロヒトリの幼虫期の初期は、クモの巣状の「巣網」を作り群生しているので、簡単に見つけることが出来ます。この「巣網」にいるときが駆除の適期です。この段階では薬剤が直接幼虫にかからないので、薬剤を散布してもあまり効果がありません。高枝切りバサミなどで巣網ごと枝葉を切り取り、幼虫を踏み潰すか、焼却処分(ごみ袋に入れて燃えるごみとして出すなど)が必要です。

巣網から分散している状態では1匹1匹駆除するのはとても大変です。アメリカシロヒトリは薬剤散布で駆除するしか方法はありません。スミチオン乳剤トレボン乳剤などの薬剤が効果的です。ホームセンターなどで購入できます。もし、自分の手におえないようであれば、造園・害虫処理などの業者に相談しましょう。

アメリカシロヒトリには毒がないので、人への害はありません。しかし、空き家の庭から分散したアメリカシロヒトリが隣家に移りトラブルとなる苦情もあるのだそうです。見逃すと広域的に発生することもあるので、早期駆除が必要です。

アメリカシロヒトリについては地元の新聞やニュースで被害が出ていると聞いていましたが、まさか自分の庭も被害にあうとは思ってもいませんでした。よくよく見ると、庭のあちらに1匹こちらに1匹といった具合にいて葉を食べています。見つけ次第、取り除き、更に薬剤をかけました。今年はそのことが頭にあったので発生時期には「巣網」の段階で発見することができ、被害も少なめですみました。

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rideru_green at 16:15│clip!病害虫の駆除 
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