シュウカイドウ(秋海棠)の育て方

シュウカイドウ(秋海棠)は、シュウカイドウ科の宿根草(球根)でベゴニアの仲間です。

原産地は中国で、日本には江戸時代に渡来しました。

ベゴニアの仲間は、熱帯から亜熱帯にかけて分布する植物ですが、シュウカイドウはベゴニアの仲間では日本で屋外で生育する唯一の種です。暖かい地方はもちろん、東北や北海道でも庭に植えたままで楽しめるところがシュウカイドウの特徴でしょう。

今では、半野生化し、湿度の保たれている路傍などで見かけることがあります。

草丈は50~70センチ、9月から10月にかけてピンクや白の花を咲かせます。雌雄同株異花といって、同じ株に雌花と雄花が咲くタイプの植物です。初めの頃は雄花が多く付き、花柄が2つに分かれた先に雌花が咲きます。

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シュウカイドウ(秋海棠)の育て方

シュウカイドウは、丈夫で育てやすい植物です。一度植えると、特に手入れをしなくても、次々に株が増え、ほとんど手がかかりません。

5~6月ころ、苗がポットに植えられた状態で販売されることが多いです。

半日陰で適度な湿気のある場所を好みます。ポット苗より一回り大きな穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土を2~3割程度加えて植えつけます。さらに発酵済み油かすなどの有機質肥料を加えます。

鉢植えの場合は、赤玉土小粒6、腐葉土4の混合土に、緩効性粒状肥料を加えます。

乾燥を嫌うため特に夏の暑い時期は、用土の表面が乾いたら早目に水を与えましょう。

シュウカイドウは開花後に葉の付け根にムカゴがつきます。このムカゴが地面にこぼれ落ちて発芽し、新しい株が誕生します。

冬の間は地上部が枯れてしまいますが、芽が出るのが5月から6月と遅いので、早春に咲くフクジュソウやサクラソウなどの宿根草と一緒に植えてみるのもよいでしょう。球根では掘り上げる必要のないスイセンやムスカリなどがおすすめです。

我が家のシュウカイドウ

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シュウカイドウは、秋に花が少なくなる我が家では庭の彩りに欠かせない存在です。

ちなみにシュウカイドウは9月10日の誕生花なのだそうです。花言葉は「片思い」。

「雨に濡れたる秋海棠の花…」とは、古くから使われる憂いを秘めた美女のたとえなのだとか。確かに楚々とした感じがしますね。

※追記

シュウカイドウの種子について書かれた新聞記事の内容が興味深かったので、ここに書いておきます。

果実は、3枚の翼状の突起を持った形をしていて、付け根には穴があるそうです。

そして、風が吹いて果実が揺れるたびに種子がこぼれるようになっています。

穴は小さく弱い風では種子はあまりこぼれません。

強い風が吹いて果実が大きく揺れたときに種子をたくさん放出するようにできているそうです。

種子を遠くまで飛ばすには強い風に乗せた方が有利。穴が小さいことは少しずつ種子をまき散らすことになるので、危険の分散に役立っているとか。

シュウカイドウはムカゴでしか増えないと思っていましたが種子でも増えるということは初めて知りました。

それにしても、子孫を残すための植物の知恵ってスゴイものですね。

種子は吹けば飛ぶような微細なものだそうですが、今年の秋は、果実と種子にも注目してみたいと思います。

※追記2

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シュウカイドウは、他の植物が大きく育ってきた5月下旬頃に
芽を出します。スロースターターですね。(2015年6月14日撮影)

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