シコンノボタン(紫紺野牡丹)の特徴と品種、育て方!冬越しのポイントは?

シコンノボタン(紫紺野牡丹)の花

シコンノボタン(紫紺野牡丹)は紫色の美しい花を咲かせる樹木です。

今回はシコンノボタンの特徴と品種、冬越し方法など育て方のポイントを紹介します。

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シコンノボタン(紫紺野牡丹)の特徴と品種

シコンノボタン(紫紺野牡丹)

シコンノボタンはブラジル原産、ノボタン科の常緑低木です。

一般にはノボタンと呼ばれることもあります。

別名「ブラジリアン スパイダー フラワー」とも呼ばれます。

シコンノボタンの雄しべは10本程ありますが、そのうちの5本がとても長くクモの足のように見えることから名づけられました。

樹高:1~3m
開花期:6月中旬~11月中旬

名前のとおり、濃い紫紺色をした花を咲かせます。

花は朝開いて夕方にしぼむ一日花です。

ただ、次から次へと開花するので長い期間花を楽しむことができます。

枝や葉に白いビロード状の毛が密に生えています。

※フヨウも同じように一日花が次々と咲きます。
 ↓ ↓ ↓
フヨウ(芙蓉)の特徴と育て方!剪定時期と方法は?

品種

◆コートダジュール

小型の園芸品種。

◆リトルエンジェル
小型の園芸品種。

小輪で咲き進むにつれ花色が変化します。

シコンノボタン(紫紺野牡丹)の育て方

シコンノボタン(紫紺野牡丹)

日当たりの良い場所で育てましょう。

ただし、夏の暑い時期は西日の当たらない場所で管理します。

水やり

地植えの場合は特に必要ありません。

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

水を好むので夏場は特に乾燥に注意しましょう。

水切れするとツボミや葉が落ちてしまうことがあります。

肥料

地植え、鉢植えともに植え付ける時に元肥として緩効性肥料を与えます。

生育期である初夏から秋の間は、2週間に1回を目安に液体肥料を与えます。

植え付け・植え替え

4月中旬~6月が適期です。

水はけの良い土を好みます。

鉢植えの場合は市販の培養土を使います。

根の生育が旺盛なので、鉢植えの場合は、毎年、植え替えをします。

ひと回り大きな鉢に植え付けると、さらにたくさんの花を咲かせてくれます。

そのままの大きさで育てる場合は、枝を半分ほど切り落とし、根鉢を約3分の1落としてください。

新しい用土を使って植え付けます。

病害虫

害虫はアブラムシが発生することがあります。 

病気は特にありません。

増やし方

挿し木で増やすことができます。

5月中旬~6月下旬が適期です。

・その年に伸びた枝を10cmほどの長さに切り取り葉を2~3枚ほど残します。

・コップなどの容器に水を入れ30分ほど浸けておきます。

・市販のさし木用土、あるいは赤玉土に挿します。

・3~4週間ほどで根が生えます。

シコンノボタン(紫紺野牡丹)の冬越し方法

シコンノボタン(紫紺野牡丹)

霜が降りない暖かい地域では戸外でも冬越し可能です。

地植えの株はビニールでおおうなどして防寒します。

原産地が熱帯なので寒さには弱く霜に当たると枯れてしまいます。

暖地以外で確実に冬越しさせるには鉢植えを室内に取り込んだほうがよいでしょう。

屋内では日当たりの良い場所で管理します。

寒さで葉が落ちることがありますが、春になって気温が上がれば新芽がでてきます。

さいごに

シコンノボタン(紫紺野牡丹)

今回は、シコンノボタンの特徴と品種、冬越し方法など育て方のポイントを調べてまとめてみました。

特に注意する病気もなく丈夫で育てやすい植物といわれています。

温暖な地域なら冬でも花を咲かせられるかもしれませんね。

しかし、寒冷地で熱帯植物を育てようと思ったら、そうは簡単にいきません。

冬越しが無事にできるかどうかがポイントですね。

鉢植えにして室内に取り込んだら室内の暖かい場所で管理する必要があります。

温度の上がらない室内では次第に葉から枯れ始まり、最悪、株まで枯れてしまうといわれています。

夜間の冷え込みから守るため、家庭用のビニール温室を使うことも検討したほうがよさそうです。

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