苔玉作りというと初心者にはむずかしいと思っていませんか?
実は、意外と簡単に苔玉は作れるんですよ。
今回は苔玉作りに必要な材料や簡単な作り方、水やりなど管理方法のポイントを紹介します。
苔玉の簡単な作り方

ハイゴケ
材料
・苔
庭に生えている苔も使えます。
購入するなら丈夫なハイゴケやハネヒツジゴケがオススメです。
・土
ケト土(けとつち)という保水力がある土と
小粒の赤玉土を7:3の割合で混ぜて使います。
・植え込む植物(ポット苗)
観葉植物や山野草など。苔玉は明るい日陰に置いて育てます。
植え込む植物も同じように半日陰を好む植物を選ぶのがよいと思います。
・糸
テグス糸 または 化繊糸
作り方
・ケト土と赤玉土を混ぜたものを丸め、お椀型にします
・植え込む植物の苗をポットから取出します
・根についた土をほぐして余分な土を落とし植え込みます
・ケト土で「ふた」をして形を整えます
・苔を貼ります
・苔がはがれないように糸でぐるぐると巻いて固定します
軍手を使った苔玉の作り方
根鉢の周りをくるむ素材はケト土でないとダメというわけではありません。
適度な保水性があって、ちゃんと根鉢を包み込むことができる素材であれば大丈夫。
ミズゴケや軍手を使っても作ることができます。
軍手を使った苔玉というとビックリしますが、苔を貼ってしまえば違いはわかりません。
苔玉の管理方法・水やりと置き場所
苔を枯らさずに元気に育てるポイントは水やりと置き場所です。
水やり
苔玉の水やりは「乾いたらたっぷりと与える」のがポイントです。
春と秋は、2~3日に1回、夏は、1~2日に1回を目安にするとよいでしょう。
水やりの方法は、苔玉全体がつかる深さのバケツなどに水を入れ、苔玉の部分を水に浸けます。
水に浸けると苔玉から空気の泡がでてくるので泡がとまるまで沈めます。
苔玉を元気に育てるには内部の土を充分湿らせることが必要です。
霧吹きは苔の表面しか湿らせることができません。
水やりは全体を水に沈める方法がオススメです。
置き場所
苔玉は日陰を好むイメージがありませんか?
実は、適度な日光が必要です。
日光に当たることで光合成をして成長していきます。
ですから、日光不足になると鮮やかな緑がだんだん失われてしまいます。
また、苔玉は蒸れに弱いので風通しが良いことも大切です。
基本的には、屋外で風通しの良い半日影の場所で管理するようにしましょう。
でも、苔玉は室内に飾って楽しみたいですよね。
その場合は、レースのカーテン越しの光が当たる場所で管理するとよいでしょう。
時々、窓を開けて外の空気に触れさせてください。
そして2~3日室内に飾ったら、一度外にだしてあげましょう。
毎日室内で楽しみたい場合は苔玉を複数個作って屋外と屋内でローテーションするという手もあります。
苔玉キットを使った作り方
庭に苔が生えていない、そもそも庭がない、空き地に生えている苔を取るのは人目が気になって無理など…。
材料をひとつひとつ準備するのが面倒という場合は、苔玉キットを購入すると簡単です。
苗・苔・土・テグス(糸)、作り方のしおりがセットになっているので、届いたらすぐに苔玉が作れます。
さいごに
庭で育てているユキノシタを植え付けた苔玉を作ってみたいと考えています。
そこで、今回は苔玉を自分で作るために調べた方法をまとめてみました。
苔玉作りといえば、必ずといっていいほど「ケト土」というのがでてきます。
近所のホームセンターでケト土が販売されていないから苔玉は作れないと思っていた私にとっては、目からウロコ。
まさか、軍手で苔玉が作れるなんて!本当にビックリですね。
苔の種類も、ハイゴケ、スナゴケ、山苔でなくてはいけないというわけでなく…。
庭の隅や公園、空き地などに生えている苔を使ってもいいというのも嬉しい。
苔玉初心者は、植物が植えられていない「苔だけの苔玉」を育ててみるのもオススメだそうです。
これなら、苔玉作りと育て方のハードルがグッと下がりますね。
昨日は、いよいよ庭に生えている苔を使って苔玉を作るぞ~と張り切っていたのですが、最高気温が30.1度。
いきなりの真夏日になってしまいました。
庭に生えている苔をみたら暑さですっかり乾いて茶色になっています。
雨も降らず気温も高めの日が続いているせいでしょうか。
枯れている部分もあるようです。
夕方、苔に水やりをしてみましたが、果たして復活してくれるかどうか。
7月に入ったばかりで暑さはこれからが本番。
庭の苔を使っての苔玉作りは涼しくなる秋になりそうです。