多肉植物ツルマンネングサの特徴と育て方!グランドカバーにもオススメ!

6月のツルマンネングサ

ツルマンネングサ(蔓万年草)は道ばたや庭などに生えているお馴染みの植物。

日本ではグランドカバーや屋上緑化などに使われますが、韓国では春に山菜として食べるそうです。

ツルマンネングサの特徴と育て方をまとめました。実際に育ててみた感想も紹介します。

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ツルマンネングサの特徴

ツルマンネングサの花

ツルマンネングサは中国・朝鮮半島原産、セダムの仲間の多肉植物(ベンケイソウ科マンネングサ属)です。

草丈:約10cm
開花期:5~6月
花色:黄色

葉は黄緑色。

茎はツル性で地を這うように横に広がり、地面に接する部分から根が出ます。

【生育サイクル】
春から夏:冬越しした芽が生長し、花を咲かせ、茎が伸びる
秋から冬:葉は枯れ落ち、根元にできた新芽の形で冬越しする

マンネングサの仲間にはメキシコマンネングサ、コモチマンネングサ、キリンソウなどがあります。

・暑さ、寒さ、乾燥に強い
・繁殖力が高い
・地面を覆うように伸び広がる
・手入れも簡単
という理由からグランドカバーや屋上緑化に利用されることもあります。

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ツルマンネングサの育て方

ツルマンネングサ

日当たりの良い場所が適しています。

乾燥にも強いので地植えの場合、水やりの必要はありません。

増やし方

春に花が咲きますが種をつけることはありません。

挿し芽で増やします。

葉がついた茎を切り取って土の上におくだけで根が出てきます。

ツルマンネングサの食べ方

5月のツルマンネングサ

ネットで調べてみると「開花前の新芽部分を食べる」らしいです。

酸味があるので茹でモヤシの要領で茹でて水にさらすとよいのだとか。

マヨネーズ、ドレッシングで食べられ、貝割れ大根の風味がするという記事もありました。

ドルナムル
ドンナムルともいわれるツルマンネングサは、どこでもよく育つ山菜のひとつで、その葉を利用します。食欲をおぎない、血液を清め、殺菌、消炎作用にすぐれているので、急性気管支炎などの炎症を抑える働きがあります。苦味と歯ごたえがあり、生でも食べられます。

出典:味の素 CookDo 韓国料理
https://www.ajinomoto.co.jp/cookdo/korea/m01/05before/02.htm

よく洗ったツルマンネングサに辛みそ・ごま油・ごまをあえるだけの料理だそうです。
(中略)
料理店で食べた「ドルナムル」は苦みもなくシャキッとした食感がとても美味しく、残さず頂きました。

出典:大日化成株式会社/コラム【緑化スタイル】本場の味 屋上緑化植物 ツルマンネングサのナムル
https://ryokka.org/ryokka/sedum/column/column12.html

クックパッドなどレシピサイトで作り方が紹介されています。

ツルマンネングサを育ててみた感想

ツルマンネングサ

我が家では雑草扱いしている植物です。

他の植物のところまでどんどん広がっていくので取ってしまうこともたびたび。

ただ、花も葉もきれいなので全ては取らず庭の一部に残してあります。

とても丈夫な植物なので手入れの必要はありません。

基本的に放っておいても問題なく育ちます。

試しに庭木の下に植えてみた時は、あっという間に増えて黄緑の絨毯のようになりました。

根が浅いので広がりすぎても取り除くのは簡単なのはありがたいですね。

晩秋のツルマンネングサ
※10月31日撮影

寒くなるにつれ、徐々に葉を落とし茎だけの状態に。
株元にできた新芽の状態で冬越しします。
雪に埋もれてしまっても枯れることはありません。

春から秋にかけてキレイな葉が楽しめ、グランドカバーとして活躍してくれるので重宝しています。

さいごに

ホームセンターでセダムツルマンネングサという名前の似ている植物が販売されているのを見つけて興味がわきました。

雑草扱いしていたツルマンネングサとは、どんな植物なのか?

気になったので調べたことをまとめてみました。

食べることができるのは今回はじめて知りました。

試しに食べてみようかとも思ったのですが。

時々、近所の野良猫が庭の一部をトイレに使っているんですよね。

衛生面が気になって、いまひとつ食べる気持ちになれないというのが現状です。

ちなみに、庭の植物でツルマンネングサのほかに食用になるものにはユキノシタとオニユリ(球根)があります。

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