記録的な酷暑・猛暑が続いています。
暑さに弱い鉢植え植物は暑さで枯れてしまうこともあるので注意しましょう。
葉焼けを防ぐポイントなど夏越し対策をまとめてみました。
鉢植え植物に夏越し対策が必要な理由
日本には春夏秋冬という四季があり、春と秋は過ごしやすい一方、夏と冬の寒暖差はとても大きいという特徴がありますね。
日本に自生している植物なら、このような気候でも適応できるので、夏越しも比較的容易です。
しかし、ガーデニングで育てている植物の多くは自生地が外国です。
日本の夏に適応できず、暑さと湿度で蒸れて弱り、最悪、枯れてしまうこともあります。
鉢植え植物の夏越し方法のポイント
直射日光に当てない
・涼しい日陰や木陰に移動させる
・寒冷紗、遮光ネットを使って日射しを遮る
※寒冷紗と植物の距離が近すぎると風通しが悪くなり蒸れるので注意しましょう。
※よしずやすだれは遮光率が高すぎて日光不足になる恐れがあります。植物との距離を広めにとっておきましょう。
※遮光で日光不足が心配な場合は午前中の涼しい時間帯に日光に当てるようにします。1日3時間くらいが目安です。
風通しを良くする
・鉢を密集させない(鉢同士の葉と葉が触れあわない程度が目安)
・鉢を棚の上に置く
・吊り鉢にする
※梅雨に入る前に茂りすぎた葉や枝を切って株の内部の風通しを良くしておくのもオススメです。
鉢を涼しくする
小さな鉢ほど鉢の内部温度が高くなりやすいのです。
「二重鉢」にして高い外気温から守るのもオススメです。
これは、鉢ごと2回りほど大きな鉢に入れ、大きな鉢の底と小さな鉢を入れた隙間に新聞紙や水はけ・通気性の良い軽石などを詰めるという方法です。
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さいごに
2018年7月23日、埼玉県熊谷で41.1℃まで気温が上昇!
日本歴代最高気温が5年ぶりの更新となったそうです。
また、東京都青梅市や、岐阜県多治見市、山梨県甲府市でも40℃を超える暑さとなりました。
気象庁は「気温が高い状態は8月上旬にかけて続く」と予想しています。
「熱中症で命を落とす危険性もある」として異例の緊急会見を開き、十分注意するよう呼びかけています。
ちなみに青森県の今日の気温は30℃以下でした。
テレビで40℃を超える暑さで帽子もかぶらず日傘もささずに歩いている人をみると大丈夫かなと心配になってきますね。
自分だったら、即、熱中症になってしまうに違いありません。
人間はもちろん植物も暑さによるダメージが今後どんな形になってあらわれてくるかと思うと気掛かりです。