エビネの仲間には春咲き種と夏咲き種があります。
ここでは春咲きエビネの育て方について紹介します。
エビネの特徴
エビネはラン科エビネ属の多年草。
日本、朝鮮半島南部、中国東部から南部が原産地で日本には約20種が自生しています。
別名、ジエビネ、エビネランとも呼ばれています。
草丈は30~50cm。
開花期は4~5月。
花色は豊富で、白・ピンク・赤・オレンジ・黄・紫などがあります。
また、花色だけでなく、見た目や香りなどもさまざまで、その違いがエビネの魅力となっています。
花壇やベランダの雰囲気に合う品種もあり海外でも人気の植物です。
品種
他の種類と交配しやすいことから品種改良が盛んで、たくさんの園芸品種があります。
春咲きエビネには、キエビネ、キリシマエビネ、ニオイエビネなどがあります。
栽培がむずかしいものもありますが、一般的に販売されている園芸品種は丈夫なものが多いようです。
はじめてエビネを育てる場合は書籍を参考にするのもよいかもしれません。
NHKから出版されているシリーズ本を何冊か持っていますが分かりやすくて役立っています。
春咲きエビネの育て方
冬から春にかけては日が当たる環境、夏は日陰の環境を好みます。
直射日光の当たらない半日陰で育てるとよいでしょう。
地植えなら、落葉樹の下などの場所が適しています。
水やりは、鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えの場合は、特に水やりの必要はありません。
花が半分以上咲き終わったら花がら摘みをします。
株の根元を押さえて花茎をしっかりと握り、ねじるように回して上に引っ張ってとるようにしましょう。
株が鉢いっぱいになった時は、植え替えをします。
用土は赤玉土や軽石などを使うとよいでしょう。
植え替えは、花が咲く前の3月、開花直後、または9月が適期です。
鉢植えは2~3年に1回を目安に植え替えます。
植えつけるときは、新芽のあるほうを広く開けるのがポイントです。
庭植えは4~5年に1回植え替えます。
混みあった株を分けて整理して植え直しましょう。
肥料は春の花後と秋(9~10月)に市販の液肥を与えます。
夏と冬には、肥料を与える必要はありません。
エビネは冬になると葉が地面に張りつくように垂れ下がりますが、翌春に新しい葉が出るまで切らずに残しておきます。
エビネの購入は通販が便利
今回は、春咲きエビネの育て方について調べたことをまとめました。
エビネを育ててみたいと思っています。
しかし、複数のお店を見てまわっても、販売していなかったり、販売していても1種類だけしかなくて自分の好みに合わなかったり…。
こんなときは、やっぱりネット通販を利用するのが一番ですね。
楽天なら、お気に入りに追加しておけば購入時期を逃すことがなくて便利かなと思っています。