クレマチス インテグリフォリア系の育て方!木立性と半ツル性の特徴と品種は?

クレマチス 篭口(ロウグチ)

クレマチス インテグリフォリア系は四季咲き、新枝咲き、強剪定のクレマチスです。

木立性と半ツル性の品種があるのが特徴。

クレマチス インテグリフォリア系の特徴と品種、剪定など育て方のポイントを紹介します。

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クレマチス インテグリフォリア系の特徴と品種

インテグリフォリア系クレマチスはヨーロッパ~中央アジアが原産地、キンポウゲ科の多年草です。

花は釣り鐘のような形で、下向きに咲きます。

ベルの形に見えるので、別名、ベルテッセン(ベル鉄線)とも呼ばれます。

この系統の特徴は木立性と半ツル性の2タイプがあることです。

木立性は枝の長さが30~50㎝くらいで株立ちがコンパクト。

絡ませる場所がなくても育てられるので鉢植えでも育てやすいです。

宿根草として他の草花と一緒に花壇に植え付けたり、通常のツル性クレマチスやバラの株元近くに植えるのもオススメです。

半ツル性は高い場所からしだれさせたりフェンスやオベリスクにも合います。

ツル性ほど枝がからまないので誘引しやすいです。

誘引しないでグランドカバーのように扱うのもよいでしょう。

【特徴】
・花期:5~10月頃
・開花性質:四季咲
・咲き方:新枝咲き
・剪定:強剪定

主な品種

ヘンダーソニー

木立性クレマチスの定番品種。
シンプルでさわやかな青色のベル形。
ツボミの時は上向きに花が開くと下向きになります。

花島

木立性。
クレマチスの定番人気種。
良い香りがします。

白麗(ハクレイ)

木立性。
ねじったような花弁が特徴。
さわやかな白から青みがかった白色の花を咲かせます。
甘くさわやかな香りがします。

篭口(ロウグチ)

半ツル性。
インテグリフォリア系を代表する日本の名花。
下向きに咲く濃い紫色の花弁が特徴。
花形がすっきりとしており、美しい。
強健で育てやすく暑さに強く夏にも咲き続ける。

ファッシネーション

半ツル性。
花弁は鮮やかな紫色。
花形は丸みのあるベル形。

クレマチス インテグリフォリア系の育て方

日光を好むので、充分日が当たる場所で育てましょう。

ただ、暑さは苦手なので風通しがよく株元は西日が当たらない半日陰が適します。

水やりは、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷり与えます。

地植えの場合は、根が張れば基本的に水やりをしなくても大丈夫です。

春は、アブラムシが発生しやすいので、殺虫剤を使用します。

風通しが悪いと、うどんこやさび病にかかりやすくなります。

特に、長雨の時期は注意が必要です。

植え付けは、真夏を除き、一年中植え付け・植え込みができます。

適期は、休眠期の12月~2月中旬です。

クレマチス インテグリフォリア系の剪定時期・方法

花後に、株元2~3節を残して短く切り戻す強剪定を行います。

しばらくすると、再び新芽が伸びて花を咲かせます。

冬になると地上部が枯れるので、花後と同じように剪定します。

株元の充実した芽を2~3節残してバッサリと切り戻しておきましょう。

クレマチス インテグリフォリア系まとめ

木立性と半ツル性がある
・花期:5~10月頃
・開花性質:四季咲
・咲き方:新枝咲き
・剪定:強剪定

クレマチスは「ツル性植物の女王」と呼ばれるそうですね。

そんなクレマチスの中に宿根草のような品種があるとは知りませんでした。

他の草花と一緒に花壇へ植えることができるのに魅力を感じます。

ベランダで鉢植えにすれば、夏場に置き場所を移動できるので育てやすそうです。

ベル型の花も可愛らしくてすてきですね。

ネットで調べてみたら木立性クレマチスには花がらをそのままにしておくと種ができる品種があると紹介されているのをみつけました。

初めはキラキラと輝いて次第に綿毛のように変化していくのだとか。

寒冷地で2番花が咲きにくい場合は剪定しないで種をつけた姿を楽しむのも面白そうです。

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