ムスカリの育て方!花後の手入れと葉が伸びすぎるのを防ぐコツ

ムスカリの花

ムスカリは春に花を咲かせる秋植え球根植物です。

壺の形をした花が咲く様子がブドウの房のように見えるのが特徴ですね。

花後の手入れなど育て方のポイント、葉が伸びすぎて見栄えが悪くなるのを防ぐコツ、育ててみた感想を紹介します。

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ムスカリの特徴

ムスカリの花

ムスカリは地中海沿岸が原産、ユリ科の耐寒性球根です。

草丈:15~25cm
花期:4~5月

青、ピンク、白などの小花が穂状の房咲きとなります。

鮮やかな青紫色の花がブドウの房のように密集して咲く様子が可愛らしいですね。

鉢植えや庭植え、花壇の縁取りなどに使われます。

チューリップと相性が良く一緒に寄せ植えに使われることも多いです。

グラウンドカバーとしても利用しやすく、群生させると青いカーペットを敷いたようになります。

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ムスカリの育て方

ムスカリの葉

植え付け時期

球根の植え付けは11月が適期です。

あまり早すぎると葉ばかりが茂り、遅いと開花が遅れます。

鉢植えの場合は球根が隠れる程度の浅植えにします。

地植えの場合は5cmくらいの深さにします。

日当たりと水はけの良い場所を好みます。

水はけさえ良ければ半日陰でも問題ありません。

酸性土をやや嫌うので植え付ける2週間前に苦土石灰をまいて中和しておくとよいでしょう。

水やり

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。

地植えでは特に必要ありません。

ムスカリの花が終わったら(花後の手入れ)

プランターのムスカリ

花後、そのままにしておくと種ができることがあります。

ムスカリは種をつけると球根が消耗して体力がなくなってしまいます。

花が咲き終わったら摘み取りましょう。

来年も花を咲かせるためには球根を太らせる必要があります。

葉は切り取らないで、そのままにしておきましょう。

葉が自然に枯れるまでの間は肥料と水やりを続けます。

休眠期に入ったら

6~7月に葉が枯れると休眠期に入ります。

【球根を掘り上げない場合】
2~3年はそのまま植えっぱなしでも大丈夫です。

掘り上げない場合は、水やりの回数を減らして乾かし気味に管理します。

11月に入ったら通常の水やりに戻しましょう。

【球根を掘り上げる場合】
球根を掘り上げるのであれば休眠期に入ったときに行ないます。

掘り上げた球根はネット等に入れて風通しのよい場所で保存します。

ムスカリの葉が伸びすぎて見栄えが悪くなるのを防ぐコツ

ムスカリの花

花の咲く時期に葉がだらしなく伸びてしまうことがあります。

葉を短くして花を咲かせるには、どうすればいいのでしょうか?

ムスカリは、植えてから温度が高いと葉が伸びてしまいます。

暖かい地域では、やや遅め、十分寒くなってから植え付けるのがよいといわれています。

遅くとも年内に植え付ければ花が咲かないことはありません。

水やりも、やや控え目にして乾燥気味に育てると葉が短くなります。

ムスカリを育ててみた感想

ムスカリのツボミ

秋に地植えしてしまえば春に花を咲かせるまで何もすることがありません。

開花中は咲き終わった花を摘み取る程度。

何年も植えっぱなしにしていますが毎年花を咲かせてくれます。

ズボラな私にはピッタリの植物です。

丈夫で病害虫に悩まされることもないので初心者でも安心して育てられますよ。

反省点

実は、植える場所に悩んでいます。

数年前から花壇の前のほうに場所を移動しました。

その奥にはギボウシを植えています。

ギボウシは芽吹きの時期が遅いのでムスカリの花が終わったころにギボウシの葉が広がってくるのですが…。

今年は、ギボウシが大株に育ってきたのでムスカリの葉に日光が十分に当たりませんでした。

秋になったら球根を掘り起こして植え付ける場所を変更しないといけません。

チューリップとスイセンも掘り上げたので秋植え球根をまとめて同じ場所に植え付けることを検討しています。

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