ポインセチアの葉が黄色になって落ちる原因と対策【冬~春の管理】

赤いポインセチア

ポインセチアは花のように見える葉が美しいクリスマスを代表する植物のひとつです。

・冬から春にかけて葉が黄色になって落ちる原因と対策
・来年も赤く色づかせて楽しむ方法
について調べたことをまとめました。

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ポインセチアの基本情報

ポインセチアとコニファー

ポインセチアはメキシコ原産、トウダイグサ科の低木。

寒さに弱く、冬を越せずに枯れてしまうこともあるので1年草扱いされることもあります。

花びらのような赤い部分は「苞(ほう)」または「苞葉(ほうよう)」と呼ばれる葉が変化したもの。

花は中心にある小さく黄色い部分です。

翌年2月頃になると花は咲き終わり枯れてきます。

この時期になると葉がしおれてきますが生理現象でよくあることです。

ポインセチアの葉が黄色になって落ちる原因と対策【冬~春の管理】

ポインセチアの鉢植え

次の5つが主な原因として考えられます。
・寒さ
・水のやりすぎ
・乾燥
・日光不足
・環境の変化

寒さ

気温が10℃以下に下がると葉を落とし始めます。

葉が落ちてしまっても、10℃前後を保つことができれば春に新しい葉が出てきます。

0℃以下になると枯れてしまうので注意しましょう。

葉を落としたくない場合は10℃以上の場所で管理します。

・日中は窓辺など日当たりの良い場所に置く
・夜間の窓辺は冷え込むので部屋の中央など暖かい場所に移動させる

水のやりすぎ

常に土が湿った状態が続くと根腐れを起こし葉が黄色くなって落ちます。

冬場は休眠期なので、あまり水を必要としません。水やりは控えめにします。

・土が乾燥してから3~4日後、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与える
・受け皿に水が溜まっていると根が傷むので受け皿の水は必ず捨てる

暖房の風による乾燥

暖房の風が当たると乾燥して葉が落ちます。

・直接、風が当たらない場所に置く
・霧吹きなどで葉水を与えるのも有効

暖房のある部屋は乾燥しやすいので土が乾いて水切れを起こすことがあります。

【土が乾きすぎている場合】
バケツなどに鉢が1/3ほど沈むくらいの水を張り、数分鉢を入れ、水を切ったあと数日様子をみます。

日光不足

日光を好む植物なので、日光が不足すると葉が黄色くなって落ちます。

・日中は日当たりのよい場所に置く

環境の変化

買ってきたばかりのポインセチアの下葉が黄色くなって落ちることがあります。

この場合は、環境の変化に適応するために葉を落とす生理現象が考えられます。

置き場所を変えずにしばらく様子をみる

ポインセチアを来年も楽しむための管理方法【夏の手入れ】

春になり霜の心配がなくなったら、戸外に出し日光に十分当てて管理します。

ただし、真夏は直射日光を避け日陰に移動させます。

水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。

肥料は、5月~7月、9月に固形の肥料を1ヶ月に1回与えます。

剪定の適期は4月~5月。株元から約15cmの高さの位置で枝を切ります。

植え替えは毎年行います。適期は4月~5月。市販の培養土を使い1回り大きな鉢に植え替えます。

葉を赤くする短日処理の方法

緑の葉のポインセチア

・ポインセチアは日が短くならないと花芽を付けない短日植物
・花芽が付かないと「苞」が赤くならない
・色づかせるには人工的に暗い状態を作り出す短日処理が必要

赤く色づきはじめたポインセチア
【短日処理の方法】
日照時間が12時間以下の日が約40日間続いて初めて赤く色づきます。

毎日13時間程度、段ボール箱などで覆い、暗くしましょう。

ポイントは暗くしている間、街灯や蛍光灯の光に当てないこと。

暗期を途中で中断すると花芽はできなくなり最初からやり直しすることになってしまいます。

短日処理を開始する時期は9月か10月頃がよいでしょう。

色づきはじめれば花芽ができた証拠。その後は段ボール箱をかぶせなくても大丈夫です。

さいごに

ポインセチアの葉が黄色になって落ちる原因と対策、来年も赤く色づかせて楽しむ方法について調べたことをまとめました。

12月上旬にポインセチアの鉢植えを購入して飾ったことがあります。

ところが、しばらくたつと葉が黄色くなって落ち始めました。

寒い部屋に置きっぱなしにしていたことが原因だったと分かったときには、もう手遅れ。

クリスマス前に枯れてしまいました。

ホームセンターにずらりと並んだポインセチアをみて育てやすい植物だと勘違い。

放っておいたのが失敗でした。

寒冷地で楽しもうと思ったら暖かい場所に置くのは必須ですね。

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