ハーブ ミントを挿し木や水挿し・水耕栽培、株分けで増やす方法のやり方を紹介します。
ミントの増やし方の種類・方法
代表的なミントといえば、ペパーミントやスペアミントがありますね。
ペパーミントはスーッとしたクールな清涼感、スペアミントはスッとした穏やかな清涼感が特徴です。
ミントの仲間は丈夫で繁殖力が強いので初心者にも育てやすいハーブです。
同じミントをもう一株欲しい場合、育てている苗から種を採ることもできます。
ただ、その種が元の株と同じ香りでないこともあります。
「挿し芽」や「株分け」の方法で増やすことをオススメします。
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ミントを挿し木で増やす方法
挿し木(挿し芽)は、親株の茎や枝の一部を切り取って、土などに挿して増やす方法です。
挿し木に使う用土は、水はけと通気性が良く、水分を保持できる土が適しています。
数種類の土を配合する方法もありますが、市販されているハーブ用培養土を使うと簡単です。
挿し木には、切り戻したり、摘心した茎を使います。
7~8cmくらいの長さの茎を、葉を5~6枚残してほかの葉は取り除き、大きい葉は半分くらい切除します。
調整した挿し木用の茎(挿し穂)を用土に挿します。
周りの土を指で軽く押さえ、挿し穂と用土を密着させましょう。
最後に十分に水やりを行い、半日陰の場所に置きます。
土が水切れを起こさないように、定期的に水をあげましょう。
根付くまでに、水が切れてしまうと根が枯れてしまいます。
時期にもよりますが、1~2週間ほどで根がでます。
新芽が芽吹いてくれば、挿し木は成功して根付いたということになります。
ミントの水挿し・水耕栽培での増やし方
水挿し、または水耕栽培とは、茎を水につけておいて、発根させる方法です。
切り取った茎を、水を入れたコップに挿しておくと根が出てきます。
水につかる部分の葉は、必ず取っておきましょう。
葉が水につかっていると、水が腐りやすくなります。
ミントは、茎に節があり、土の下の部分の節からは根、土の上の部分は葉になる仕組みです。
節のある部分が水につかっていることが失敗しないためのポイントです。
根が5cmほど伸びたらプランターや鉢などに植え付けます。
ミントの水挿しは、真夏と真冬以外ならいつでもできます。
根が出てから植えるので、一番簡単で確実な方法といえるでしょう。
ミントを株分けして増やす方法
株分けは、株の一部を根ごと切り離して増やす方法です。
株を鉢から取り出したら、手で分けます。
手で分けられない時は、刃物(ナイフやはさみなど)を使って切り分けましょう。
切り分けた株を鉢に植え付け(鉢上げ)します。
たっぷりと水を与え、半日陰の場所に置きます。
数日経ったら、通常の管理をします。
ミントは、地下茎で増えていきますが、地上部分もランナーを出して増えていきます。
ランナーとは、匍匐枝(ほふくし)と呼ばれるツルのことです。
株元から伸びたランナーの葉の下が発根して根付き、新しい株として増えていきます。
このランナーを新たに植え付けてもよいでしょう。
さいごに
ミントは、長く育てていると、徐々に株元が木質化します。
古くなると衰弱することもあるので、2~3年に1回、株を更新したほうがよいそうです。
我が家では、収穫して楽しむというより雑草対策が目的。
グランドカバープランツとしてペパーミントとスペアミントを地植えしています。
実際に育ててみると、確かに手間はかかりません。
放っておくと、ほふくした茎から根がでて、どんどん増えていきます。
どちらかというと、増えすぎるので定期的に刈り取っているくらいです。
今年になって、親株の茎の木質化が目立ってきました。
万が一、枯れてしまったときに備えて、挿し木で新しい株を作っておこうと考えています。
2015年7月上旬の庭仕事
※2015年7月5日撮影
冬の寒さでダメージを受けていたマンリョウにツボミがつきました。
花は咲かないだろうと諦めていただけに嬉しいですね。
よくぞ頑張ったとほめてあげたいくらいです。
本当は、株に負担をかけないために、今年は花を咲かせないほうがよいのかもしれません。
でも、実がなったところも見たい気持ちもあります。迷いますね…。