多肉植物の中には秋になると紅葉する種類があることをご存知ですか?
紅葉する多肉植物の種類ときれいに紅葉させるにはどうすればよいのかポイントを紹介します。
紅葉する多肉植物の種類
夏までは緑色の多肉植物も秋になって気温が下がってくると葉の色を変える種類があります。
ちなみにモミジなどと違って多肉植物は紅葉が終わっても葉が落ちることはありません。
冬を過ぎると、また元の色に戻っていきます。
多肉植物のベンケイソウ科の仲間の中には、赤・ピンク・オレンジ・黄などに紅葉する種類が多いです。
セダム属の虹の玉は秋から冬にかけて赤くなります。
クラッスラ属の火祭りは、秋になると緑色の葉が赤く色づき、先のとがった葉が炎のように見えます。
センペルビウム属のラリッサは耐寒性が強く寒冷地でも一年中屋外で栽培できます。
多肉植物をきれいに紅葉させるポイント
日光・気温(温度)・水やりの3つが大切です。
紅葉を楽しむためには雨や霜除けになる屋根のある戸外で育てるようにしましょう。
外で育てることができない場合は日光の当たる窓辺で管理します。
日光
多くの種類が日光を好みます。
夏場に直射日光を当てるのはよくありませんが秋になって気温が下がってきたら日光が当たる場所に置きましょう。
日中は日が当たって暖かく夜は気温が下がる場所に置いておくと紅葉しやすいといわれています。
気温
他の植物と同じように気温が下がってくると色づきはじめます。
暖かい部屋だと夏からの温度差が少ないため、紅葉しにくい傾向があります。
その場合は、できるだけ暖房器具のない部屋に置くようにしてください。
水やり
寒くなるにしたがって水やりは控えめにしましょう。
ちなみに控えめというのは1回に与える水の量を少なくすることではありません。
土が乾いてしまってから数日経ってから与えることです。
春に紅葉した赤鬼城と火祭り【栽培記録】
一般に多肉植物は寒くなると紅葉します。
ただ、実際に育ててみた結果、アカオニジョウと火祭りに関しては寒さよりも日光に十分に当てることが紅葉させるポイントなのかもしれないと思っています。
アカオニジョウ
夏から紅葉した状態が続きましたが、秋に伸び始めた新芽は緑色のまま。
冬の間は紅葉することはありませんでした。
春になって室内から日当たりのよい屋外に移動したら1週間ほどで新芽も紅葉しました。
火祭り
3月に購入したときは緑色。
名前のイメージでは冬になったら見事な紅葉がみられると楽しみにしていたのですが。
寒くなっても葉色が変化しません。
翌年4月、暖かくなり春の日差しをたっぷり浴びたらキレイに紅葉してくれました。
冬の間も晴れた日は窓辺に置いて日光が当たるようにしていました。
しかし、青森県では冬の日差しは弱くて日照不足だったのかもしれません。
さいごに
今回は紅葉する多肉植物の種類と紅葉させるポイントについて調べたことをまとめました。
多肉植物は100円ショップでも販売されていますが紅葉する品種があるとは限りません。
品揃えが豊富な通販ショップを利用するのがおすすめです。
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