
イチリンソウ
早春の短い期間にだけ姿をあらわす植物をスプリングエフェメラルといいます。
「春植物」や「春の妖精」とも呼ばれるスプリングエフェメラルの代表的な種類をまとめました。
スプリングエフェメラルの花の意味

ショウジョウバカマ
スプリングエフェメラル(Spring ephemeral)は、直訳すると「春のはかないもの」というような意味。
早春から春の短い期間に芽を出し花を咲かせた後は地上部が枯れて休眠してしまうのが特徴です。
スプリングエフェメラルと呼ばれる植物の多くは落葉樹林に生えています。
落葉樹が芽吹く前は、木の根元には日光が届くので日当たりのよい場所となっています。
その光をもらって、芽を出し、花を咲かせ、葉を茂らせ、栄養を地下茎や球根に蓄えます。
落葉樹の葉が茂り、木の根元が日陰になってしまう初夏には枯れて地上から姿を消してしまいます。
そして、再び日当たりが良くなる来春まで休眠するというわけです。
短期間に効率よく成長する植物なんですね。
ちなみに、ギフチョウなど春先のみ成虫があらわれる昆虫のこともスプリングエフェメラルということがあるそうです。
スプリングエフェメラルの代表的な植物の種類
どんな植物があるのかというと、お馴染みの植物としてはフクジュソウやカタクリがありますね。
その他、日本でみられる代表的な植物には以下のようなものがあります。
キクザキイチゲ
ユキワリイチゲ
アズマイチゲ
イチリンソウ
ニリンソウ
ヤマエンゴサク
ムラサキケマン
ショウジョウバカマ
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我が家のスプリングエフェメラル
※2013年4月23日撮影
今年も、キクザキイチゲが開花しました。
ここ数日、肌寒い日が続きましたが昨日は朝から晴れて気温も上昇。
ようやく咲いてくれたという感じです。
この写真では青くみえますが、実際は薄青紫というか、もっと紫色をしています。
先日、ホームセンターでキクザキイチゲの苗が販売されているのを見かけました。
我が家では庭で放置状態で育っている植物なのでポット苗で販売されているのをみてちょっとビックリです。
キクザキイチゲは春の短い期間だけ開花する植物なので店頭に出回る期間も多分短いはず。
見かけたのは本当に偶然でしょう。
出回る期間が短い植物が欲しかったら、こまめにホームセンターへ行く必要がありそうです。
最近、気づいたのですがキクザキイチゲの花は明るさによって花びらを開いたり閉じたりするようです。
夕方に見ると花は閉じていましたし、今日の天気は曇りで、やはり閉じたままでした。
タンポポと同じ性質を持っているのでしょうね。
2013年4月の庭仕事
日陰の庭には、まだ雪が残っていますが、雪が融けるスピードがだんだん早くなってきました。
もう少し暖かくなって天気に恵まれたら、さっそく苗の植え付けなどの作業に取り掛かれるよう準備を進めています。
先日は、一年草の花の苗を植えるつもりで、100円ショップでプラスチック製のプランターと土を購入しました。
最近、近所の100円ショップでは園芸用品の品揃えが充実してきた重宝しています。
土はホームセンターで10リットルを買ったほうが割安なのはわかっています。
でも、少ししか使わないなら小袋で十分なんですよね。
個人的には、100円ショップの園芸用品は質は良いとはいえないけれど悪くもないというレベルだと思っています。
ケースバイケースで上手に活用していきたいです。
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