ジャーマンアイリスは、育て方が比較的簡単。
他の植物に比べると、ほとんど手がかからない植物といえます。
とはいえ、植えっぱなしで数年間放置しておくと根茎が重なり合って花付きが悪くなってきます。
また、混みあってくると枯れ込んだり腐ることもあります。
株分けを兼ねて植え替えを行なったほうがよいでしょう。
今回はジャーマンアイリスの植え替え時期と株分けの方法、実際に植え替え・株分けした様子も紹介します。
ジャーマンアイリスの植え替え・株分けの時期と方法
植え替えは秋が適期です。
地植えしてから数年経って、株が混みあってきたころ、3年に1度くらいを目安にするとよいでしょう。
寒冷地では冬までに根付くように早目に行います。
花後すぐでも可能です。この場合は、梅雨に入る前に行うようにします。
高温多湿の梅雨時は根茎が腐る病気にかかりやすいので植え替えなど根や茎を傷める作業は避けましょう。
・スコップで根を切らさないように掘り起こし、土を払い落とす
・子株を親株と接合した細い部分で折って分割する
・親株は処分する
・子株の葉を15~20cm位に切り詰める
・子株の切り口がしっかり乾燥するように日陰干しする
(切り口からバイキンが入って病気が発生するのを防ぐため。直射日光に数時間当ててもよい)
ジャーマンアイリスの栽培記録【植え替え・株分け】
ジャーマンアイリスの株分けを兼ねて植え替えをしました。
おそらく2年ぶりだと思います。
今まで毎年咲いていたのに、昨年はひとつも開花しませんでした。
もう咲かないのかな?と思って放置していたところ、今年は無事に花が咲いてくれました。
株が混み合ってきたので株分けと植え替えをする予定だったのですが、なかなか適した天気になってくれません。
9月になってからも気温が高めの日が多かったため、10月に入ってからの株分け・植え付けとなりました。
前回の株分け作業をしたときは、折って分けても大丈夫か不安で、親株と子株がくっついたまま、植え付けしたような記憶があります。
今年は、親株と子株がくっついている細い部分から、迷うことなくポキポキと折って分けることができました。
経験を積むってこういうことなんでしょうか。
作業がスムーズにできるようになるのは嬉しいものですね。
しっかり根付かないうちに冬を迎えてしまうと翌年の春は開花しないことがあるのだとか。
今年の株分け・植え替え作業は10月中旬でした。
やや遅い時期になってしまったので、来年、花が咲くかどうかは微妙なところ。
10~11月の気温が高めに推移してくれたらいいなと願っています。
【追記】
翌年の5月中旬のようすです。ツボミが確認できるようになりました。
5月下旬、ツボミが色づいてきました。
順調にいけば6月上旬には花が咲いてくれるでしょう。
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