百日草(ジニア)の特徴と育て方!花が咲かない原因は?

百日草

百日草(ジニア)は暑さに負けず色鮮やかな花を咲かせ続ける夏花壇にピッタリの植物です。

百日草の特徴や種類、切り戻し時期と方法など育て方のポイント、実際に育ててみた感想を紹介します。

スポンサーリンク

百日草(ジニア)の特徴と種類

百日草

百日草はキク科の一年草、原産地は中央アメリカ。

開花時期が初夏から晩秋までと長いことから「百日草」と名付けられました。

盆花、仏花として使われることも多いです。

草丈:25~100cm
花期:5~10月
花色:赤、ピンク、黄、オレンジ、白、緑、複色

主な品種

◆ジニア・エレガンス
単に「ジニア」「ヒャクニチソウ」と呼ばれることが多い品種。
花色は多彩で、咲き方も八重咲き、ポンポン咲き、カクタス咲きなどがあります。

◆ジニア・リネアリス
ホソバヒャクニチソウとも呼ばれます。
名前のとおり葉が細いのが特徴。
一重咲きの花を6~10月の間に次々と咲かせます。

◆ジニア・プロフュージョン
ジニア・エレガンスとジニア・リネアリスを交配して作られた園芸品種です。
花色が豊富で病気に強いのが特徴。

百日草(ジニア)の育て方

百日草

日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。

日当たりが悪いと花付きが悪くなります。

高温には強いですが過湿や蒸れには弱いので長雨に当たらないように管理します。

地植えする場合、雨の日の泥はね防止に株元をバーク堆肥などでマルチングするとよいでしょう。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

葉に水がかかると病気に感染しやすくなるので株元にあげるようにします。

肥料

植え付けの際に元肥として緩効性の肥料を混ぜておきましょう。

その後は、固形肥料なら1ヶ月半に1回、液体肥料なら2週間に1回の目安で与えます。

開花期間が長いので肥料を絶やさないようにします。

花がら摘み

咲き終わった花はその都度摘み取ります。

そのままにしておくとタネを作るのに栄養分が使われてしまいます。

次の花が咲きにくくなるので早めに摘み取りましょう。

切り戻し

ひととおり花が咲き終わったら草丈が半分くらいになるように切ります。

この作業を「切り戻し」といいます。

切り戻しには次のような効果があります。
・株を休める
・乱れた草姿を整える
・枝数が増えて花芽がたくさんつく

ポイントは脇芽の上の部分で切ること。

一時的に花はなくなりますが秋以降に再び花をたくさん咲かせてくれます。

病気

梅雨や秋の長雨時には、うどん粉病が発生しやすいので気をつけましょう。

うどん粉病にかかると生育がおとろえて枯れてしまうこともあります。

発生したら出来るだけ早く殺菌剤を散布します。

百日草(ジニア)の花が咲かない原因

百日草

考えられる原因は以下のとおり。

日光不足

日当たりが悪い場所では花付きが悪くなります。

肥料不足

開花期間が長いので肥料不足になると花付きが悪くなります。

百日草(ジニア)の栽培記録

夏の切花用に種まきから育てた時と苗を購入して育てた時の記録です。

種から育てる

種からでも育てやすいときいて「サカタのタネ ダリア咲き混合」を購入。

種の入っていた袋によると花径10cm、草丈約80cm。

青森県で発芽に適した気温になったのは5月中旬でした。

種まき:5月19日
発芽:5月24日
植え替え:6月10日
開花:7月16日
開花終了:9月末

7月中旬には咲き始め、夏の間次々と咲いてくれました。

8月下旬になると下葉が茶色く枯れたり、白い粉をふいたような葉が目立ってきました。

「うどん粉病」という病気のようです。薬剤をスプレーしました。

9月中旬、まだツボミがついています。

しかし、気温が低くなってきて、これ以上の開花は望めそうにありません。

咲いている花を切りとってから株を抜きました。

【良かった点】
・種が比較的大きいので蒔くのが楽
・発芽するのが早い(種蒔き後5日目に発芽)
・長期間、次々と花が咲くので真夏の花の少ない時期に重宝
・切り花の持ちが良かった
・特に害虫に悩まされることはなかった

【反省点】
・とりあえずといった感じで花壇の空いている場所に植えてしまった
⇒草丈が高くなって他の植物が隠れて見えなくなってしまった

・株間を狭くして植えてしまった
⇒生長すると混み合ってしまい抜いてしまった株もある

今回、切り戻しは一切行わないままで育てました。

開花時の草丈は約60cm、その後8月にかけてぐんぐん伸びて最終的に草丈は1mを超えました。

大きくなりすぎだなぁと思っていたのですが、この点については花が一通り咲いたら地際から3節ほど残してバッサリと切るということで解決しそうです。

百日草は開花期間が長くて、切り花にしても長持ちするので重宝しました。

栽培は初めてでしたが手入れが簡単で育てやすかったです。

苗から育てる

百日草の苗

5月ころになると花つきのポット苗が販売されます。

百日草の苗

茎が徒長してヒョロヒョロだったので草丈を半分くらいに切り詰めてから地植えしました。
↓ ↓ ↓
百日草の苗を地植え

地植えから2週間後、花が咲き始めました。
↓ ↓ ↓
百日草の花

お盆の仏花用に8月に花がたくさん咲いてくれるといいですね。

上の写真から約1ヶ月後、次々と花が咲いています。
↓ ↓ ↓
ヒャクニチソウ

夏場の直射日光がガンガン当たる場所でも元気です。

さいごに

ヒャクニチソウの種

今回は、百日草の特徴、種類、方法について調べたことをまとめました。

備忘録として栽培記録も書いてみました。

種から育てるのは簡単だと思ったのですが品種によっては発芽率が悪いことも。

必要以上の苗ができてしまい、植える場所に困ることも。

ホームセンターで苗を購入したほうが楽できていいなぁと最近は思っています。

関連記事
仏花の栽培!お盆や彼岸のお墓参りにおすすめの育てやすい植物は?
夏の切花・お盆用の切花に適した植物
トルコキキョウの育て方

タイトルとURLをコピーしました