鮮やかな黄色の花を咲かせるレンギョウは早春の代表的な庭木です。
株全体が黄色の花で覆われる様子は見事ですね。
地域によっては桜やユキヤナギと同じ時期に咲くのでコラボも楽しめます。
今回はレンギョウの挿し木に適した時期と方法を紹介します。
レンギョウの挿し木の時期と方法
挿し木は花が終わった4月と梅雨の時期にあたる6月~7月が適しています。
4月なら、前年に伸びた枝を使います。
6~7月なら、その年に伸びた枝を使います。
【方法】
・枝を10~20cmの長さに切り取る
・葉がある場合は下の節の葉を取り除く
・湿らせた赤玉土(小粒)や川砂に挿す
・明るい日陰で土が乾かないように水やりをして発根を待つ
発根したら鉢に植え付け、日当たりの良い場所で管理します。
枝数は少なめですが、挿し木した翌年の春には花を咲かせるようになります。
剪定した枝や生け花で使った枝で挿し木
挿し木は、花後に剪定した枝も使えます。
また、実際に試したことはありませんが、生け花で使った枝でも挿し木はできるようです。
枝の切り口に市販の発根剤をつけると、いっそう活着が良くなります。
挿し木したレンギョウの植え替え【栽培記録】
植木鉢に直接挿し木したレンギョウの植え替えをしました。
2年前に挿し木して、昨年5号鉢に植え替え。
今年は植え替える必要はないと思っていたのですが…。
鉢から取り出してみると、写真のとおり、鉢の内側にそって根がぎっしり。
「根がまわる」と言いますけれど本当に見事なまでに鉢の形に根がまわっていました。
たった1年でこんなに根が伸びるなんてスゴイですね。
この調子だと、毎年植え替える必要がありそうです。
大きく育てるつもりはないので、根鉢をほぐして3分の2くらい切りました。
それから、伸びすぎた枝を切って同じ鉢に植えつけます。
このレンギョウは地植えしている木の枝を挿したものです。
ところが、昨年の秋、本体ともいうべき庭植えのレンギョウが枯れてしまいました。
まさか、突然枯れるとは…。
挿し木をしておいたのは不幸中の幸いですね。
レンギョウは放っておくと枝がどんどん伸びて樹形が乱れてしまいます。
樹形を整えたいのですが、どこを切ったらいいのか切り方がわかりません。
なかなか上手く剪定できないのが悩みの種でした。
鉢植えにしているのは、まだ2年目なので枝の数も少なくて楽です。
来年はきれいな樹形で花を咲かることができたら嬉しいですね。