イングリッシュガーデンの特徴や作り方、おすすめの植物、日本で見られるイングリッシュガーデンの名所情報を紹介します。
イングリッシュガーデンとはどんな庭?
イングリッシュガーデン(英国式庭園)というスタイルができたのは18世紀頃だそうです。
そこで提唱されたのが「風景式庭園」というもの。
簡単にいえば「あるがままの自然を楽しもう」というものだそうです。
自然な雰囲気を楽しむ庭ということから自然式庭園と呼ばれることもあるようです。
イングリッシュガーデンの作り方
基本的に自分の好きな植物を植えていいとされています。
とはいえ、植物の特性を知りバランスがよくなるように植えることも必要です。
ポイントは手入れをしているのに自然風に見せるところです。
イングリッシュガーデンでは色彩と咲く時期も大切です。
色合いを同系色でそろえて配植すると、まとまりのある庭になります。
1年を通して花を楽しむことができるよう季節ごとに開花期がずれるような植物を植えるとよいでしょう。
ボーダーガーデンを作ろう
イングリッシュガーデンの代表的なスタイルです。
背の高い植物を奥に低い植物を手前に配置して作ります。
手前から奥にかけて高くなるようにすることで庭に広がりや奥行きをもたせ自然な雰囲気を作ることができます。
建物の塀や小道に沿って作りますがボーダーの幅は1~2メートルあれば大丈夫です。
寄せ植えなどプランターでも同じようにレイアウトできます。
イングリッシュガーデンにおすすめの植物
バラはイングリッシュガーデンに使われる代表的な植物です。
クレマチスはバラと相性がよいので一緒に植えるのもおすすめです。
ラベンダーやチェリーセージ、ミント類も人気です。
ルピナスは高さがあるのでボーダーガーデンの奥側にぴったりです。
ギボウシの美しい葉は日陰の庭を明るく彩ってくれます。
どの植物を植えようか迷ったら苗をセットで購入するのがよいかもしれません。
日本でみられるイングリッシュガーデンの名所
日本で本格的なイングリッシュガーデンを満喫できるスポットは各所にあります。
上野ファーム(北海道旭川市)
蓼科高原 バラクライングリッシュガーデン(長野県茅野市)
松阪農業公園ベルファーム(三重県松阪市)
横浜イングリッシュガーデン(神奈川県横浜市)
みつけイングリッシュガーデン(新潟県見附市)
松江イングリッシュガーデン(島根県松江市)
アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデン(群馬県太田市)
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横浜イングリッシュガーデンのバラの見ごろはいつ?アクセスや混雑する時期は?
さいごに
テレビや本で見るイングリッシュガーデンは素敵ですね。
自分の庭をイングリッシュガーデンにしてみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
私はというと…。
見るのはいいけれど維持管理が大変だろうなって思ってしまいます。
当たり前のことですが、イギリスと日本では気候が違います。
イギリスは北海道より北にあるのに暖流の関係で北海道より暖かく夏は緯度が高いので涼しいという気候です。
花が咲く時期が長く植物の育つ状況も育ちやすい植物も日本とは違います。
つまり、イングリッシュガーデンをそのまま日本でやると植物はすごく伸びるらしいです。
手入れも大変です。
日本でイングリッシュガーデンをするには日本風にアレンジする必要があるということです。
イギリスの都市部では庭のない家に住んでいてもバルコニーなどの限られたスペースを生かして花や野菜づくりを楽しんでいる人が多いとか。
ドアの横や窓際にハンギングバスケットを華やかに飾って住む人だけではなく訪れる人や道行く人の目を楽しませてくれているというのも一般的な光景だそうですよ。
大掛かりなイングリッシュガーデンばかりではなく日常生活に植物を自然に取り入れるイギリスのガーデニングを私も見習いたいです。
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