ナチュラルガーデンという言葉をご存知ですか?
いったいどんな庭のことなのでしょうか?
ナチュラルガーデンを知りたい人向けの本を紹介します。
ナチュラルガーデンとは
自然の風景を再現した庭のことです。
ナチュラルガーデンはイギリスで生まれました。
自然の風景をもっと大切にしようという考えが広まるにつれ広く浸透していくようになったのだそうです。
きちんと整理された庭ではなく、自由に、統一性よりも変化を大切にすること。
そして、四季折々好きな植物を好きなように植えることでナチュラルガーデンはできあがります。
ナチュラルガーデンは作ってすぐに完成するものではありません。
年々こぼれダネで増えていく植物たちとともに時間をかけて作り上げていくものなのだそうです。
ナチュラルガーデンのデザイン
実際のところどうやったらナチュラルな雰囲気になるの?と思ってしまいますね。
調べてみると、植物を一直線に植え込むのではなく曲線を描くように意識してデザインするようです。
手入れしやすいように小道や空間を作っておくと便利。
また、同じ植物を1か所に植えるのではなく分散させたり小さな固まりにして植え込んでいくのもポイント。
こぼれダネで育った花をそのまま生かすと、よりいっそうボリュームのあるナチュラルガーデンとなるそうです。
ガーデングッズは、木やテラコッタ、モスポット、籐など、自然素材のものを取り入れます。
新品よりも古びた雰囲気のものにすることもポイントのひとつです。
ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン
ナチュラルガーデンの第一人者ポール・スミザーさんの本です。
ポール・スミザーさんは、イギリスからやってきた「日本大好き」ガーデンデザイナー。
農薬や化学肥料をいっさい使わず、植物が持つ力で日本の四季折々の美しい庭を表現するのだそうです。
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも取り上げられたそうですよ。
ポールさんの庭づくりポイントはいろいろありますが「ありふれていて、見慣れた植物、とりわけススキを大切にする」「花を追いかけない」というのが印象的ですね。
ところで「ナチュラルガーデン=自然=手間がかからない」ではありません。
ナチュラルだから…と何の手入れもしないで放っておくと、ただの草むらになってしまいます。
病虫害が発生することもあります。
雑草を摘み取る、花がらをこまめに摘む、込み合ってきたら間引くなどの作業が必要です。
出来るだけ楽をしたいと思っている私にとってナチュラルガーデンはハードルが高そうです。
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