園芸療法とは|認知症の予防に効果はある?

園芸療法
園芸療法は、1950年代、アメリカ合衆国や北欧から始まったものだそうです。普通の健康な人たちが、植物を育てて癒されるというのとは別物として考えられています。

アメリカでは主として、戦争からの帰還兵の心の癒しの手段として発展してきました。

園芸療法は、花や緑が与えてくれる力を、病気を治すために役立てようというものです。

いろいろな理由で苦しんでいる人たちが、植物を育てることによって、心や身体を良い状態にすることを目的としています。

また、北欧では平行して、障害者の社会参加、社会復帰の考え方を主導するノーマライゼーションの一環として考えられました。

その他に、障害者や精神障害者、また社会的に心の傷を抱えた人たちなど、さまざまな人たちが対象として考えられています。

園芸療法は認知症の予防に効果はある?

認知症の予防改善を目的に園芸療法を取り入れている施設が増えています。

植物を育てていると「視覚」「嗅覚」「触覚」「聴覚」が活性化され、野菜だったら収穫して食べることで「味覚」も刺激されます。

このように園芸療法は五感をフルに活用することになるので脳がより活性化し、認知症の予防・改善効果を最大限に高めることが出来るといわれているのです。

具体的には「見当識障害」「ADL」「QOL」の維持・改善といった効果が期待できるのだそうです。

もう少し、詳しく説明してみます。

・見当識障害
外に出て作物の成長をみることで、季節、天候、時間、場所などを意識する機会が増えて見当識障害が改善されることがあります。

・ADL(日常生活動作)の低下予防・改善
しゃがむ、立つなどの体を動かす動作を繰り返すので、運動不足の解消や筋力の維持・向上が期待できます。

・QOL(生活の質)の向上
自分が世話をした植物の成長や収穫の楽しみが感じられると、やりがいや生きがいが出てきます。また、不安やうつ症状が和らぎ、精神状態が落ち着きます。

出典
アットホーム介護/園芸療法で認知症予防・改善!その効果とは?

園芸療法を行う専門家に園芸療法士(園芸セラピスト)があります。

医師が「この患者さんの治療には、園芸療法が効果がありそうだ」と判断したとき、医師の指示のもとに園芸療法を行ないます。また、病院だけではなく、老人福祉施設や児童施設などに従事することもある仕事です。

現段階で国家資格はなく任意の団体の認定資格のみです。

ガーデニングが好きな人は認知症になりにくい?

嫌なことがあっても、花を見たり、植物に触れることによって、気持ちが落ち着いて明るくなったという経験を持っている方は多いのではないでしょうか。

植物の持つパワーは偉大ですよね。

農家の親戚に限ってみれば認知症の人はゼロ。植物を育てている人は認知症になりにくいのかな?と自分の周りの高齢者をみると感じることがありますね。

身体が思うように動かなくなって畑に行けなくなったときは要注意なのかもしれません。