庭木の花が咲かない3つの理由と対処法


園芸に関する相談で多いのは「庭木の花が咲かない」という内容だそうです。

庭木の種類は違っていても同じ植物なので花が咲かない理由に、ほとんど変わりはないのだとか。花が咲かない理由と対処法について説明します。

花が咲かない理由|剪定時期を間違えた

一番多いのが、間違った剪定で花芽(次の年に花を咲かせる芽)を切ってしまうこと。

ツボミは花芽が大きくなった状態のものなので、できたばかりの花芽は肉眼で確認することはできません。

花を楽しむ庭木の多くは花後に剪定を行います。育てている庭木の花芽が出来る時期を確認しておきましょう。

サクラやフジなど春から初夏に咲く花は、開花する前年の5~7月に花芽をつけます。

6~7月に花芽に日差しが十分当たるように込み入った枝を軽く剪定します。樹形を整えるための剪定は、花芽が見えやすくなる冬場に改めて行います。

フヨウやサルスベリなど夏から秋に咲く花は、花芽ができるのが開花の1ヶ月前。剪定は1~3月の落葉期に行います。

ツツジやサツキは開花から1~2ヶ月後には花芽が出来るため、6月末までに剪定をしましょう。

◆ウメの剪定時期について
ウメの場合は、花の直後に剪定を行うと翌年に花が咲かない原因になるので要注意です。

剪定の適期は7月ころ。花芽ができたことを確認してから行いましょう。その前に剪定すると、花芽になろうとしていたものが葉芽に変わってしまうそうです。

花の直後に剪定すると花が咲かない枝が増えやすく樹形も乱れるので余計な手間がかかる結果になってしまいます。

花が咲かない理由|日照時間

花芽ができる時期に日照時間が少ないと、花つきが悪くなってしまうことがあります。

毎年たくさんの花が咲くのに今年は少なかったという場合は、花芽ができる時期の天気を振り返ってみましょう。

長雨が続いていると、当然、花芽はつきにくくなります。

花が咲かない理由|肥料

窒素・リン酸・カリウムは、植物が健全に成長するために欠かせない成分で三大栄養素といいます。

窒素(N)は、植物の生長に必要な成分で葉を茂らせたり茎を太く丈夫にする働きをします。不足すると葉の色が薄くなったり、草丈の成長が止まったりします。

リン酸(P)は、花や実を育てるのに必要な成分です。不足すると花つきや実なりが悪くなります。

カリウム(K)は、根と茎の成長に必要な成分です。不足すると根の成長が悪くなります。

剪定時期と方法、日照時間に問題がないのに花つきが悪い場合は、肥料のバランスが原因かもしれません。

花つきが悪い時はリン酸を多く含む骨粉を足してみたり、葉が黄色く変色してしまう時は窒素を含む油かすを足してみるなど、状態をみて必要な肥料を与えることも必要です。

剪定時期の失敗を防ぐには

ツツジやサツキ、ドウダンツツジの剪定時期を間違えて翌年花が咲かなかったという失敗は何度もしてきました。

花芽のことを考えず、毎年、枝が混みあってきた時に剪定していたのが原因だと分かったのは、何年も経ってからのことです。

私の場合、何月に庭木の剪定をしたのか記録しておくことが失敗を防ぐのに役立ってくれました。ちょっとしたメモでもいいし、こうしてブログに書いておくのもいいですね。