ハンカチツリー(ハンカチの木)が見頃

弘前城植物園でハンカチツリーが見ごろを迎えたそうです。

ここ最近、初夏を感じさせるような天気が続いていますが、ハンカチツリーが見られる時期になったんですね。

毎年、ニュースで取り上げられる話題なので季節の風物詩といった感があります。

ハンカチをぶら下げたような白い花がとてもユニークで、一目見れば、ハンカチツリー(ハンカチの木)という名前の由来にも納得です。

hankatinoki
純白のハンカチを2枚つるしたように見えることからことからハンカチツリーと呼ばれますが、白鳩が飛び出す様をたとえて「ハトノキ」という別名もあります。

ところで、このハンカチみたいな白い花。実は、花ではなく苞というものなのだそうです。

苞とは?読み方と意味

苞の読み方は「ほう」。苞葉(ほうよう)ということもあります。

花柄のすぐ下にある葉の変形したもので、花を保護する役目をもっています。

一般的には、普通の葉と同じ形で小さくなっていますが、なかには苞が花びらより大きく目立つようになった植物もあります。

ちなみに、2015年12月NHKで放送された「植物男子ベランダー 俺のウィンタースペシャル」の第3話「クズマニア」は苞の話でしたね。

田口トモロヲさん演じるベランダーが何げなくドクダミの「白い花」と言ったら「ドクダミの白い部分は花でなく、つぼみを包む葉の部分の“苞”だ」と言われてしまう…というストーリーでした。

dokudami

ドクダミは薬草なのに繁殖力の強さから雑草扱いもされる植物ですが、初夏に白い花が咲いているようすは涼しげでキレイです。その花びらのようにみえる白い部分が苞だったなんて人から指摘されたら、ちょっとショックかもしれませんね。

kuzumania
ドラマの中で説明されているように観葉植物のクズマニアも花のように見える部分は苞です。

さらに、春の訪れを知らせてくれるミズバショウの白い花。この白い部分も苞です。

そして、クリスマスでお馴染みのポインセチア。赤い葉っぱに見える部分も苞です。

南国の代表的な熱帯花木のブーゲンビレア。美しい花びらのように見える部分も苞です。

花と見まちがうような美しい苞をもっている植物は意外と多いものですね。

ハンカチの木は自宅で育てられる?

ハンカチの木は1科1属1種という珍しい樹木だそうです。ヨーロッパでは植物園や公園でよく利用される樹木だとか。

シンボルツリーにもなりますし、庭木としても人気が高いということです。

花をつけるには、樹高3メートル程度必要で10年ぐらいはかかるといわれています。

また、樹高が最大6~10mにもなるそうですから、ある程度、庭が広くないと植えられないかもしれません。

そんなわけで、見頃を迎えたハンカチツリーは植物園で見るのが一番かもしれないですね。

今度の日曜日、5月29日は弘前城植物園の無料開放日。時間を作って出かけられたらいいなと思っています。

北案内所の植物即売コーナーでは山野草やハンカチツリーなどの苗を販売しているそうですから、そちらも楽しみです。