セントポーリアの育て方!植え替え時期や方法は?花が咲かない原因も紹介!

セントポーリア

セントポーリアはスミレに似た花を咲かせる植物です。

環境が整えば1年中室内で花を咲かせ続けられることから「室内園芸の女王」と呼ばれています。

特徴と育て方、花が咲かない原因について調べたことをまとめました。

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セントポーリアの特徴

セントポーリア

セントポーリアはイワタバコ科の非耐性多年草で原産地は熱帯アフリカです。

正確には花の名前ではありません。

セントポーリア属に属する花の総称になります。

スミレのような花を咲かせることから「African violet」という英名がついています。

和名の「アフリススミレ(菫)」は英名を直訳してつけられました。

原産地では石灰岩の割れ目に堆積したわずかな土に根を張って育ちます。

そのため小さな鉢や少ない土でも栽培可能です。

大きな特徴として栽培適温の18~25℃を維持できれば1年を通して花を咲かせることが挙げられます。

蛍光灯の照明でも十分に育ち手軽に栽培できることも人気の理由です。

草丈は3cm~15cm程度。

葉は丸型~長卵型で表面には柔らかい毛が生えています。

花色は赤・紫・青・白など。

模様は紫やピンクの花に白い縞が入ったもの、縁部分に違う色が入るものなどがあります。

また、八重咲き、ベル咲き、葉に斑入りなど花の形・咲き方もバリエーションが豊富です。

園芸品種は大きくロゼット型とトレイル型の2つに分けられます。

ロゼット型は節間がとても短く葉がタンポポのように放射状に広がります。

トレイル型は節間が長く地面を這うようにして長い茎が形成されます。

セントポーリアの育て方

セントポーリア

1年を通じてレースのカーテン越しに日が差し込む場所で育てます。

日光不足は花つきが悪くなりますが直射日光は葉焼けの原因になるので気をつけましょう。

生育の適温は昼20~25℃、夜18~20℃程度です。

咲き終わった花や枯れかけた花はこまめに取り除きましょう。

水やり

生長期の4~10月は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

葉にかからないように株元に与えるのがポイントです。

冬はあまり生長しないので水やりの回数を減らしてください。

乾燥気味で育てた方がうまくいくようです。

ただし、湿度は好むので、時々株全体に霧吹きをして湿度を保ち、葉についたホコリも落としましょう。

肥料

薄めた液肥を月に1~2回与えます。

夏と冬の管理

夏は蒸れに注意して、できるだけ涼しい場所に置きます。

冬は、10℃以上を保つ所に置きますが、暖房の風が直接当たる場所は避けましょう。

温度が5℃以下になると枯れてしまいます。

気温が下る冬の夜は発泡スチロールの箱などに避難させます。

植え替え

1年に1回は植え替えを行いましょう。適期は6月下旬です。

上部を切り取り、挿し芽を行います。挿し芽を行うことで、株が更新されます。

残った下の株からも新芽が伸びるので新しい鉢に植え替えます。

増やし方

葉挿しで増やすことができます。適期は6~10月です。

傷のついていない元気な葉を3~4cm切り取り、土に斜めに挿します。

発根して葉が2~3枚出てきたら鉢に植え替えましょう。

用土は市販のセントポーリア用の土を使うと便利です。

セントポーリアの花が咲かない原因

セントポーリア

考えられる原因には次のようなものがあります。

日光不足

カーテン越しに日光が当たる場合、3時間位は日照時間が必要といわれています。

蛍光灯の光だけの場合は12時間くらいは光に当てる必要があるようです。

水の過不足

与え過ぎも不足もよくありません。

土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えるのがポイントです。

肥料の与え過ぎ

葉だけが育ちすぎて花が咲かない場合は液体肥料の与えすぎかもしれません。

さいごに

セントポーリア

セントポーリアの特徴と育て方、花が咲かない原因について書きました。

・栽培適温を維持できれば1年を通して花が楽しめる
・蛍光灯の照明でも十分に育つ
・花色、咲き方のバリエーションが豊富

場所を取らないので室内で手軽に花を楽しみたい人にもおすすめだと思います。

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