キュウリは家庭菜園の定番野菜のひとつですね。
栽培しているキュウリが曲がってしまったことはありませんか?
初心者向けにキュウリが曲がる原因と対策など育て方のポイントをまとめました。
キュウリの育て方
キュウリは種から育てることができますが苗から育てたほうが簡単です。
ホームセンターなどに行くとキュウリの苗を手に入れることができます。
葉の緑色が濃くて茎が太く、茎の一番下に小さな葉っぱ(子葉)が2枚ついていて本葉が4~5枚ついているものを選びましょう。
初めて育てる人は接ぎ木と書かれた苗がおすすめ。
接ぎ木苗とはキュウリの苗の下のほうを切って他の植物の根を合成したもの。
値段は少し高めですが病気や連作に強くて丈夫に育ちます。
栽培時期
晩霜のおそれがなくなる頃に植え付けます。
一般地:4月下旬~5月下旬
温暖地:4月中旬~5月中旬
寒冷地:5月中旬~6月中旬
日当たりの良い場所を好みます。生育温度は26℃~30℃。
一度作ったことがある場合、同じ場所に植え付けるのは避けましょう。
連作すると病気が発生します。
土作り
植え付け前に石灰や堆肥、肥料を入れておきましょう。
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支柱立て
つる性の野菜なので、支柱を立てます。
支柱の高さは2mぐらいあると便利です。
支柱を1本立てただけでは、すぐ重さで負けてしまうので、しっかりと補強した支柱が必要です。
支柱の先端より少し下を2本つなげたものを3セット用意し、それの間を通す棒を固定したものが一般に行う方法です。
最近では、格子になってるものもあります。
丸いプランターで育てる場合には、土に3本の支柱を立てて一番上をヒモで結わえる方法が良いです。
摘心と摘葉
摘心とは、脇芽や花、実の成長を促したりするため植物の大事な成長点(茎の先端等)を切ること。
支柱の高さまで伸びたら、摘心をして上への成長を止めます。
摘心をしないと、つるがどんどん伸びて他の植物に絡みついたりして大変なことになります。
摘葉とは、増えすぎた不要な葉を摘み取る作業のこと。
花の落下や実が生育不良にならないようにするために行います。
古くなった葉や病気で枯れた葉などを中心に摘みとるようにしましょう。
一度にたくさんの葉を摘み取ってしまうと株が弱ってしまいます。
摘葉する枚数は1株あたり1日に2~3枚程度にするのがポイントです。
水やり
苗の頃に水を与えすぎると根が腐って枯れてしまうので気をつけましょう。
水をたっぷり与えるのは、実がなるようになってからです。
水やりの時は、葉に水がかからないようにすることと、泥ハネをしないように気を付けましょう。
病害虫
病気では、うどんこ病、べと病などが発生します。
害虫では、アブラムシ、ウリハムシなどが発生します。
収穫
長さが20cm前後になったら収穫しましょう。
夏場は開花してから1週間ほどで収穫可能になり朝と夕方で大きさが変わるほどのスピードで生長します。
毎日確認して大きくなりすぎないうちに早どりで収穫するのがおすすめです。
収穫する時間も大切です。
朝の早いうちか、夕方の涼しい時間帯に収穫しましょう。
日中の暑い時間帯に収穫をすると傷みやすいため、お勧めできません。
ハサミを使ってツルと実をつないでいる部分を切ります。
キュウリが曲がる原因と対策
キュウリが曲がってしまう主な原因は水分不足と肥料不足といわれています。
生育が早い野菜なので水分や養分も適宜与えないとどんどん減ってしまいます。
株への負担が大きすぎると最後までまっすぐな実を付けることができません。
途中で曲がってしまうのです。
まっすぐなキュウリを育てる対策は水やりと追肥がポイント。
また、曲がっているキュウリを見つけたら早めに摘み取ることも大切です。
水やりと肥料をしっかり与え、他の実に栄養が回るようにすると、まっすぐなキュウリができるようになります。
さいごに
シャキシャキとした食感のキュウリは夏の食卓には欠かせない食材。
自分で栽培すれば、いつでも新鮮なキュウリが味わえます。
というわけで、今回は、初心者向けにキュウリが曲がる原因と対策など育て方のポイントをまとめました。
植え付けてから収穫できるまでの期間が短いのも初心者には嬉しいですね。
摘心や支柱立てなど、むずかしそうに感じますが、慣れてしまえば簡単です。
以前、育てたときは、1株でも食べきれないほどに収穫できました。
次は、もっとたくさんの実が収穫できるようチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。
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