園芸療法について

園芸療法について

身の回りに緑があると安らぎます。一鉢でも植物があって、毎日、目にしているとその植物に愛着がわいて新しい芽が出てきたとか、なんかぐったりしているとか、気が付くようになるものです。嫌なことがあっても、花を見たり、植物に触れることによって、気持ちが落ち着いて明るくなったという経験を持っている方もいるのではないでしょうか。

園芸療法は1950年代、アメリカ合衆国や北欧から始まったものだそうですが、普通の健康な人たちが、植物を育てて癒されるというのとは別物として考えられています。アメリカでは主として、戦争からの帰還兵の心の癒しの手段として発展してきました。また、北欧では平行して、障害者の社会参加、社会復帰の考え方を主導するノーマライゼーションの一環として考えられました。その他に、障害者や精神障害者、また社会的に心の傷を抱えた人たちなど、さまざまな人たちが対象として考えられています。

園芸療法は、花や緑が与えてくれる力を、病気を治すために役立てようというものです。一般の健康な人たちが自分のために植物を育てたり収穫を得たりするために行なうガーデニングに対して、園芸療法はいろいろな理由で苦しんでいる人たちが、植物を育てることによって、心や身体を良い状態にすることを目的としています。

園芸療法士という資格もあるそうです。園芸療法士は、医師が「この患者さんの治療には、園芸療法が効果がありそうだ」と判断したとき、医師の指示のもとに園芸療法を行ないます。

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