ドイツトウヒの特徴とクリスマスツリーで飾った後の鉢植えの管理ポイント

ドイツトウヒの成木

ドイツトウヒは円錐形の樹形が美しくクリスマスツリーとして使われることが多い樹木です。

特徴とクリスマス後の鉢植えの管理方法について調べたことをまとめました。

スポンサーリンク

ドイツトウヒの特徴

ドイツトウヒ

ヨーロッパ原産、マツ科トウヒ属の常緑針葉樹。もみの木の仲間です。

ドイツトウヒは和名で「ドイツの森に多い唐風のヒノキ(檜)」という意味で名づけられました。

別名「ヨーロッパトウヒ」「オウシュウトウヒ」とも呼ばれます。

成長するのが早く1年間で約60~80cm、最終的には50mにもなります。

若木は円錐形の樹形、成木になると下枝が垂れ下がる独特な姿になります。

同じようにクリスマスツリーに使われることが多いウラジロモミとよく似ています。

比較してみると少し枝が細いこと、葉色は緑が濃く暗いこと、松ぼっくりの付き方などが違います。

ドイツトウヒの松ぼっくり
※ドイツトウヒの松ぼっくりは枝先から垂れ下がる

ドイツトウヒの鉢植えの管理

ドイツトウヒの新芽

ドイツトウヒは成長が早く大木になります。

手間がかからないからといって安易に植え付けてしまうと大変なことになる可能性があります。

横にも大きくなるので広いスペースが必要です。

大きくしたくない場合、鉢植えで育てましょう。

大きさが制限された鉢に植えることで成長を抑えることができます。

置き場所

年間を通して屋外の日当たりのよい場所に置きましょう。

ただし、夏は強い直射日光や西日に当たらない半日陰の場所に鉢植えを移動させます。

クリスマス前後の数日間は暖房のきいた部屋に飾ることになると思います。

暖房器具の風が直接当たらない場所に置き、乾燥しすぎないように注意しましょう。

クリスマス時期が終わったら、また屋外へ戻します。

水やり

鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

真夏日や秋頃等に水切れを起こすと枯れてしまうので注意しましょう。

植え替え

成長が早いので毎年植え替えが必要です。

鉢を大きくしたくない場合は、根を少し切り落としてから新しい用土に植え付けます。

肥料

新芽が出る頃に緩効性肥料を少量与えます。

やせた土地を好むので与え過ぎないようにしましょう。

病害虫

特にありません。

剪定

放っておいても樹形は円錐形になるので剪定は必要ありません。

大きくしたくない場合は、木のてっぺんを切る「芯止め」をします。

枝の先端を切ることで上に伸びる成長を止めることができます。

さいごに

ドイツトウヒの新芽

ドイツトウヒの特徴と鉢植えの管理方法について書きました。

鉢植えで管理して、翌年もクリスマスツリーとして楽しめたらいいですね。

関連記事
本物のクリスマスツリーは何の木?【定番の木の種類と選び方】
もみの木が枯れる原因と対策【日常の手入れ】

タイトルとURLをコピーしました