リンドウの花が咲かない理由とは?基本の育て方も紹介!

リンドウの花

リンドウの花を飾ってもツボミのままで開花せず茶色になってしまったことはありませんか?

花が咲かない理由について調べたことをまとめました。

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リンドウの花が咲かない理由

リンドウ

考えられる主な理由は2つ。
・日光が当たらない場所に切り花を飾ったり鉢植えを置いていた
・花が大きく開かない品種で開花したことに気づかなかった

日光が当たらない場所に切り花を飾ったり鉢植えを置いていた

リンドウの花は、日光が当たると開き、夕方になると閉じるという性質をもっています。

曇りや雨の日には開かず閉じたまま。

日陰や室内などで日光が当たらない場合も開花しにくいようです。

地植えする場合は、日当たりの良い場所を選んで植え付けましょう。

鉢植えの場合は、日当たりの良い場所に置いてください。

ただし、夏場の直射日光は苦手です。

夏の間は明るい日陰に鉢を移動させましょう。

花が大きく開かない品種で開花したことに気づかなかった

リンドウの花

お店で販売されているリンドウは主にエゾリンドウ系統とササリンドウ系統があります。

系統により花の咲き方に違いがあります。

エゾリンドウの花
【エゾリンドウ系統】
花がほとんど開かない
花形は釣り鐘状、または筒状

開花したリンドウ
【ササリンドウ系統】
しっかりと花びらがそりかえって咲く
ラッパのような花形

※エゾリンドウ系統とササリンドウ系統を掛け合わせた品種では、花の咲き方はさまざまです。

開花時期にも違いがあります。
・エゾリンドウは8月頃に開花
・ササリンドウは9月以降に開花

【エゾリンドウは咲き終わった花の見分けがつきにくい】
花は、開いたり閉じたりを何度か繰り返し、最後は閉じたまま。

咲き終わると茶色になってきます。

「ツボミが開かないまま茶色になった」のは気が付かないうちに咲いていたのかもしれません。

リンドウの特徴と育て方

リンドウのツボミ

リンドウはリンドウ科リンドウ属の多年草。

原産地は、日本・中国・韓国・シベリア。

リンドウの仲間は約300種。日本の野山に自生しているのは約13種です。

草丈:30~100cm
開花期:9~11月
花色:紫、青、白、ピンクなど

【生育サイクル】
・春に新しい芽を出し成長する
・秋に花を咲かせる
・冬に地上部が枯れて休眠(根の状態で冬を過ごす)

水やり

地植えの場合は特に必要ありません。

鉢植えの場合は土の表面が乾いたらすぐに行うのがポイント。

乾燥すると葉が傷んでしまうことがあります。

花に直接水をかけると閉じてしまうので根元の部分に与えるようにします。

肥料

植え付けるときに元肥として緩効性化成肥料を少量与えます。

追肥の適期は生育期の4月下旬?6月と9月下旬?11月上旬。

地植えの場合は、3月と9月下旬に1回、追肥を与えます。

鉢植えの場合は、月に1回、緩効性化成肥料を与えるか、月に2回、液体肥料を与えます。

※肥料が足りなくなると葉が黄色になることがあります。

花後の手入れ

種ができると株が弱ります。

咲き終わった花は早めに花茎の根元から摘み取るようにします。

植え替え

根の生長が早く根詰まりを起こしやすいです。

鉢植えは毎年植え替えしたほうがよいでしょう。

適期は3月中旬~4月。

鉢から抜いたら土を3分の2くらい落として、ひと回り大きな鉢に植え付けます。

その後、1週間程度は日陰で管理して少しずつ日に当たるところへ出していきましょう。

同じサイズの鉢に植えたい場合は株分けをします。

根が少ないので株を無理に小さく分けず、手で引いて自然に分かれる程度の大きさに分けます。

今まで使っていた鉢のほかに、もうひとつ鉢を用意して分けた株をそれぞれ植え付けます。

夏越しと冬越し

夏の暑さに弱い植物です。

暖かい地域で育てるなら暖地向きの品種を選ぶのがポイント。

涼しい場所で管理するようにしましょう。

冬は地上部分が枯れてしまいますが根は生きています。

表土が乾かないように水やりします。

寒さには強いですが霜や凍結には気をつけましょう。

基本的に室内へ取り込む必要はありません。

病害虫

アブラムシが付きやすいです。ナメクジ、イモムシ、バッタなどの食害にも注意してください。

病気で葉や茎が萎縮したり曲がったりすることがあります。

さいごに/受粉のしくみ

リンドウの花

リンドウはお盆や彼岸の仏花で飾ることが多いのですが、いつもツボミのまま茶色になってしまいます。

そこで、どうして花が咲かないのか調べたことを書きました。

鉢花の場合は日光不足も考えられますが、

切り花の場合は、もともと花が大きく開かない種類だったというケースが多いようです。

咲かない理由が分かると、今度は
「ほとんど開かないエゾリンドウは、どうやって受粉する?」
ということが気になりました。

マルハナバチが花の中にもぐりこみ受粉をしてくれるそうです。

以下のサイトが参考になりました。
⇒エゾリンドウとマルハナバチとの契約/アウトドアの交差点:楽天ブログ
 (https://plaza.rakuten.co.jp/calfee/diary/200909300000/)

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