オニユリ(鬼百合)の育て方

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オニユリ(鬼百合)は、ユリ科の耐寒性多年草(球根植物)です。

別名でテンガイユリ(天蓋百合)とも呼ばれます。

オニユリ(鬼百合)とは|特徴

現代では観賞用として扱われることが多いユリですが、元来は薬用や食用でした。

日本に分布するオニユリは、古い時代に中国から伝わったものではないかといわれています。

北海道~九州で古くから栽培され、人里近くに自生していることも多いようです。

草丈は1~2m。開花期は7~8月。花色は橙で濃茶色の斑点があります。

球根はユリネ(百合根)として食用になります。

食用として育てる場合には、ツボミがついたら取り除き花を咲かせないようにします。

オニユリ(鬼百合)の基本的な育て方

オニユリは日当たりのよい所に植えましょう。

乾燥には弱いので、水はけのよい有機質に富んだ土質を選びます。

球根の高さの2~3倍くらいの深さで、球2個分の間隔をあけて植えます。

鉢植えの場合、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。地上部に芽が出ていない冬も根は活動しているので、土が乾けば水やりをします。

肥料は、春に芽が出始めたときと花後に緩効性肥料を与えます。

植え替えは10~12月が適期です。地植えの場合、数年は掘り上げる必要はありません。

連作を嫌うので、掘り上げたときは別の場所に植え替えます。

オニユリはムカゴで増える

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オニユリは種子が出来ません。ムカゴで増えます。

ムカゴというのは、葉の付け根のところに付く黒紫色の珠芽のことで、これがこぼれて育っていきます。

植え方は土の中に軽く押し込む程度で良いです。3~4年で花が咲くサイズの球根になります。

オニユリと似ている花には、コオニユリとクルマユリがありますが、ムカゴで見分けることができます。

ムカゴが付くのがオニユリ、ムカゴを付けないのがコオニユリです。

ちなみに、日本でムカゴをつけるユリはオニユリだけだそうです。

又、オニユリ・コオニユリとクルマユリは葉の付き方で見分けます。

オニユリとコオニユリは「互生」といって、茎のふしに1枚の葉が互い違いについています。

クルマユリの葉は「輪生」といって、茎を取り巻くように1つの節に3枚以上の葉がついています。

オニユリを育ててみた感想

我が家のオニユリは特に手入れをしなくても、よく育ってくれます。

自生するだけあって日本の気候に合っているのでしょうね。丈夫で初心者にも育てやすい植物といえるでしょう。

夏の暑さにも負けず花が咲いている様子をみると元気が出ます。

今回、調べてみるまで、ムカゴで増えることは知りませんでした。てっきり、球根でしか増えないのだとばかり思ってました。

そういえば、春になるとオニユリのまわりに何か植物の芽がたくさん出ていたのですが、雑草だと勘違いして抜いてました…。

球根が食べられるということも初めて知ったことのひとつです。食用目的でオニユリを増やすというのもいいかもしれませんね。

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