トルコキキョウ(ユーストマ)の特徴と育て方【種まきに失敗した話】

トルコキキョウ

トルコキキョウは初夏から秋にかけて花を咲かせる植物。

花色や花の形が豊富。花持ちがよいことから切り花として利用されることが多いです。

トルコキキョウの特徴と育て方について調べたことをまとめました。

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トルコキキョウの特徴

ピンクのトルコキキョウ

北アメリカ原産、リンドウ科の一年草または多年草。

トルコキキョウは和名。

学名は「ユーストマ」。旧学名の「リシアンサス」と呼ばれることもあります。

白、ピンク、黄色、青、複色など花色が豊富。

咲き方は大きく分けて一重咲きと八重咲きがあり、バラに似た花を咲かせる品種もあります。

トルコキキョウの育て方

トルコキキョウ

種から育てるのは難易度が高いです。

春に出回る苗を購入するのがおすすめ。

日当たりと水はけよい場所で育てましょう。

雨に当てないほうがよいので移動が可能な鉢に植えたほうが管理しやすいです。

植え付け

適期は3~6月。

気温が最低生育適温の15℃以上になってから植え付けます。

地植えの場合、事前に堆肥、腐葉土、元肥を入れて耕しておきます。
株と株の間は15cmほど空けます。

鉢植えの場合、市販の培養土を使います。
4号鉢(直径12cm)なら1株。5~6号鉢なら3~4株が目安。

ポットから出した苗は土を崩さないようにしてそのまま植え付けます。

根を傷つけないように注意しましょう。

水やり

過湿を嫌いますが乾かしすぎても生育が悪くなります。

鉢植えの場合、土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。

肥料

ツボミがつくまでの間、緩効性肥料を2ヶ月に1回与えます。

摘芯

5~6月に茎の先端を切り落とします。

脇芽が伸びて枝が増え、たくさんの花を咲かせることができます。

花がら摘み

咲き終わった花は摘み取ります。

そのままにしておくと種を作ることにエネルギーが使われて花つきが悪くなります。

また、終わった花が灰色カビ病の原因になることもあります。

こまめに摘み取りましょう。

切り戻し

ひと通り咲き終わったら株元から3~4節を残して茎を切り落とします。

追肥をして風通しのよい場所で夏越しさせましょう。

脇芽が出て、初秋に2回目の花を楽しむことができます。

病害虫

立ち枯れ病、灰色カビ病、アブラムシ、ヨトウムシなどが発生することがあります。

比較的、病害虫には強いです。

種まき

適期:寒冷地では3~5月、温暖地では9~11月
発芽適温:20℃
発芽まで約2週間

・種をまく前に土を十分に湿らせておく
・光に反応して発芽が始まる性質(好光性種子)
・とても小さいので土の上に振りまくようにまく
・種の上に土をかけない
・水は受け皿から吸わせる

さいごに/トルコキキョウの種まき失敗

夏の切り花用にトルコキキョウを育ててみようと思って種まきしてみました。

ところが全く発芽しません。

そこで、トルコキキョウの育て方について調べたことをまとめてみたというわけです。

種から育てるのがそんなに難しいとは予想外でした。

いまにして思えば発芽前に土が乾いてしまったことが原因だったのかもしれません。

最近、新聞記事で「種をまいてから開花まで約半年の日数がかかる」ということを知りました。

寒冷地で夏に花を咲かせようとしたら、まだ寒い2~3月に種をまかなくてはいけないのだそうです。

発芽までの温度管理が大変そうですね。

次回は苗からチャレンジしようと思います。

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