ホタルブクロ(蛍袋)の特徴と種類!育て方のポイントは?

ホタルブクロ

ホタルブクロ(蛍袋)は下向きに釣り鐘状の花を咲かせる植物です。

カンパニュラの仲間の山野草で日本に自生しているだけあって丈夫で育てるのに手間がかかりません。

ホタルブクロの特徴と種類、育て方のポイント、栽培記録を紹介します。

スポンサーリンク

ホタルブクロの特徴と種類

ホタルブクロ

ホタルブクロはキキョウ科ホタルブクロ属の多年草、日本・東アジアが原産です。

日本では山野や草原、道端などに自生しています。

花が美しいことから観賞用や茶花として古くから栽培され親しまれてきました。

捕まえたホタルを入れた「螢袋」、吊り下がる花の形を提灯や橙籠に見立て「火垂る袋」など名前の由来には諸説あります。

別名、チョウチンバナ(提灯花)とも呼ばれます。

草丈:40~80cm。
開花期:6~7月。
花色:白・濃赤紫・紫など。

長く伸びた茎にたくさんの釣り鐘状の花を咲かせます。

ホタルブクロの主な種類

◆カンパニュラ

地中海沿岸地方原産でイングリッシュガーデンには欠かせない植物です。

関連記事
カンパニュラ(フウリンソウ)の種類と特徴、育て方

◆ヤマホタルブクロ
ホタルブクロの変種で山野に自生します。

◆シマホタルブクロ
伊豆諸島産で白い花を咲かせます。

ホタルブクロの育て方

ホタルブクロ

日当たりと水はけのよい場所で育てます。

寒さには強いですが暑さには弱いです。

夏には半日陰になるような場所が良いでしょう。

半日陰でも育ちますが日当たりに比べると花つきが悪く花茎も倒れやすくなります。

花が咲き終わったら花茎を元から切り取ります。

花の咲いた茎は枯れてしまうので、周りに出来た新しい芽を育てます。

冬になると地上部は枯れてしまい地中の根の状態で冬を越します。

水やり

鉢植えは土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。

ただし休眠期の冬は水やりの回数は減らしましょう。

地植えは、特に水やりの必要はありません。

肥料

4~5月の生育期に液体肥料を月に2~3回与えます。

8~9月にゆっくりと効く緩効性化成肥料を株元に施します。

増やし方

タネまき、さし芽、株分けなどで増やします。

一番簡単なのは株分けで増やす方法です。

親株から横に這うように地下茎が伸びるので伸びた茎を葉と根が付いている状態で切り離して植え付けます。

害虫

アブラムシやヨトウムシなどが発生します。

特にヨトウムシは好んでホタルブクロの葉やツボミを食害するので注意しましょう。

ホタルブクロの栽培記録

ホタルブクロ

地植えで育てています。

夏場も直射日光が当たる場所ですが問題なく夏越しできているのは、寒冷地だからかもしれませんね。

何年も植えっぱなしの放置状態ですが毎年よく咲いてくれるので重宝しています。

ただ、繁殖力が旺盛で増え過ぎて困ることも!

うっかりすると他の植物が負けてしまうことがあるので気をつける必要があります。

関連記事
春花壇に何を植える?初心者にも育てやすい花を紹介!

タイトルとURLをコピーしました