レタスは家庭菜園初心者でも育てやすい野菜です。
レタスの代表的な品種や種まき時期と方法、収穫期間など栽培方法を紹介します。
レタスの特徴
レタスは、地中海や西アジアが原産のキク科の野菜です。
収穫期:6月、10月下旬~11月上旬
開花期:4~5月
花色:黄色
別名、チシャ(萵苣/苣)とも呼ばれます。
◆栄養素
シャキシャキっとした食感がおいしいレタス。
サラダなどでそのまま食べられるので栄養分を損なうことなく摂取することができます。
全体の約95%が水分ですが、ビタミンC、E、カロテン、カリウム、カルシウム、食物繊維などをバランスよく含みます。
そのまま食べても美味しいですが、それほど量を多く食べることができません。
食物繊維などを摂りたい場合には油でサッと炒めるとカサが減って量もたくさん食べられます。
葉は包丁で繊維を断ち切ると包丁の鉄で酸化するので手でちぎりましょう。
主な品種
ボール状になる結球レタスの他、サニーレタスに代表される葉が丸まらないタイプのリーフレタスなどがあります。
◆玉レタス(結球レタス)
キャベツのように葉が丸まって球形になる種類。
一般にレタスといえば玉レタスのことを指します。
別名、クリスプヘッドレタスとも呼ばれます。
◆サラダ菜
玉レタスの1種です。葉は厚みがありサラダや手巻き寿司の具材としても使われます。
されます。
◆リーフレタス(非結球レタス)
葉が丸まらないレタスの総称です。
和名は「葉チシャ」。
サニーレタス、グリーンリーフ、フリルレタスなどの品種があります。
◆サンチュ
韓国料理に定番のサンチュもレタスの仲間です。
レタスの栽培方法・種まきと植え付け
日当たりのよい場所で育てます。
種から育てる場合のまき時は3~4月です。
コンテナで育てる場合は10~20cmの間隔に2~3粒ずつ10mmほどの深さにまきます。
本葉が2~3枚になったら生育の良好な株だけを残して、あとは間引きます。
苗から育てる場合は、小さめの鉢なら1株、横長のプランターなら3株くらいを植え付けます。
株間は10~15cmあけます。
水は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
肥料は、定植後は2週間に1回、緩効性肥料を1株あたり1つまみ与えます。
根がしっかりしてきたら置き肥を2週間に1回与えます。
レタスの栽培方法・収穫期間
レタスは種から育てることができ収穫までは約60日です。
春に種まきを行なった場合、収穫は5~6月頃です。
秋に種まきを行なった場合、収穫は10~11月となっています。
ただし、苗から育てると栽培の期間が半分の約30日くらいに短縮できます。
いっせいに育つ葉もの野菜は作りすぎると食べきれないほどの大豊作になってしまうこともあります。
苗と種の両方を育てて収穫の時期をずらすとよいかもしれませんね。
または、いくつかの品種の苗を少しずつ育てるのも気軽に楽しめてよいですよ。
せっかく収穫できたのに、食べきれなかったらもらったいないですよね。
一度にたくさん植えすぎないように気をつけたほうがよいでしょう。
さいごに
レタスを家庭菜園で育てるのはむずかしそう…というイメージを持っていませんか?
しかし、レタス栽培は、比較的、手間がかかりません。
大きめのプランターを用意すれば複数の品種のレタスをひとつのプランターで同時に育てることも可能です。
自宅栽培で採れたての美味しいレタスを味わいましょう!
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