マーガレットは白やピンクの可愛らしい花を咲かせる植物です。
切り戻し時期と方法など育て方のポイントを紹介します。
マーガレットの特徴
キク科の常緑宿根草で原産地はカナリア諸島です。
暑さや寒さに、やや弱く、冬期は温暖な気候を好みます。
高温多湿にも弱いので日本では夏に生育を休止します。
関東地方以西では霜に当てなければ戸外でも冬越しが可能。
冬から春まで長い期間、花を楽しめるのが特徴です。
夏越しをして大株になると耐寒性が増し花木のように楽しむことができるようになります。
鉢植え、庭植え、切り花に向きます。
白の一重咲きが一般的ですが、丁字咲きや八重咲きの品種もあります。
花弁の色も、白・黄色・ピンク・赤など多様です。
古くからヨーロッパの女王や王女の名前にもなっているマーガレットという名前はギリシャ語の「マルガリーテス(真珠)」に由来しています。
白い花弁が真珠のように美しいことを称えられたものだといわれています。
和名は「木春菊(モクシュンギク)」といいます。
これは、葉の形が同じキク科のシュンギクに似ていることに由来します。
花言葉:「恋占い」「真実の愛」「信頼」
マーガレットの育て方
鉢植えの場合、12~4月ごろまでの間は日当たりのよい室内で管理します。
風が当たらない日当たりの良い場所で霜よけを行えば戸外で冬越しすることもできます。
5~11月までの間は日当たりのよい場所で育てます。
高温多湿に弱いので、梅雨時と夏場は雨が当たらない風通しの良い場所に移動させ半日陰で管理しましょう。
庭植えの場合は、風の当らない日当たりのよい場所に植えつけます。
用土は水はけの良い土であれば、土質は問いません。
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷり与えます。
過湿になると根腐れするので、やや乾燥気味にしましょう。
肥料
液肥を月1~2回与えます。開花中は肥料を欠かさないようにします。
植え替え
根詰まりを起こしやすいので、植え替えは毎年行います。
適期は3~6月と9~10月です。
春に購入した苗は根詰まりしている場合が多く半分くらい根鉢をくずして植えます。
ただし、適期以外に植え替えるときは根鉢をくずさず、そのまま植え付けましょう。
増やし方
挿し芽(挿し木)で増やします。適期は5月と9月です。
先端から7~10cmの長さで切り取り水を張ったコップに入れて2時間位水あげをして土に挿します。
半日陰に置くと10日ほどで根が出るので鉢に植え替えます。
マーガレットの切り戻し時期と方法
関東地方以西の暖地では幹が木質化し大きな株になります。
草丈が高くなりすぎたマーガレットは剪定や芽摘みで草丈を低く抑える事ができます。
切り戻し剪定の時期は花が咲き終わる6~7月頃、あるいは、秋(9月いっぱい)に行いましょう。
あまり晩秋に行うと翌年の開花が遅れることがあります。
植え替えする時に、一緒に行ってもよいでしょう。
全体を2/3程度切り戻して剪定すると翌春コンパクトな姿で開花します。
マーガレットの葉が茶色に枯れる原因は?
考えられる原因には次のようなことがあります。
・風通しが悪く、日光が当たらない
・冬の寒さでダメージを受けた
・もともと、大きく成長して茎が木質化した株は下葉が枯れやすい
さいごに
恋占いで花びらを一枚一枚ちぎって好きか嫌いかを占うというシーンが漫画や映画に登場することがありますね。
あの恋占いに使われるのが、マーガレットの花なのだそうですよ。
ちなみに、花びらは奇数の場合が多いので好きから始めると好きで終わることが多いとか。
真偽のほどはわかりませんが、マーガレットの花を見つけたら、試してみてはいかがでしょうか。
※マーガレットに似た花を咲かせます
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