ガーデニングや家庭菜園で土いじりする人は破傷風に要注意

予防接種
「土いじりで破傷風」という新聞記事を読みました。ガーデニングをする人は、知っておいたほうがいいのかもしれません。

破傷風とは|症状と原因

傷口から破傷風菌に感染することによって起こる細菌性の感染症です。

破傷風菌は土の中にいる嫌気性細菌で、全国どこにでも存在します。傷のある手で土をいじる、スポーツで擦り傷を負う、古くぎを踏むなどして感染します。

潜伏期間は通常3日~3週間で、菌の毒素によって神経の抑制系が侵されて発症します。

初期症状は、口が開けにくい、首筋が突っ張る、飲食物を飲み込みにくいなどです。やがて全身けいれん、後ろ向きに反る後弓反張などが起こり、呼吸困難を伴って生命にかかわるようになります。

現在でも致死率が約10%に上る怖い病気です。

子供だけが感染するというわけではなく、成人でもかかります。

実際、破傷風に感染してしまうのは、予防接種を受けている若年層では少なく、予防接種による免疫が消失した中年以降の人が多くなっています。

発症率が最も高いのは、免疫力の低下した60歳以上の高齢者だそうです。

通常は、水道水などで傷口をしっかり洗って消毒すれば、そのうち出血した部位も再生されて、感染することはありません。

しかし、体力が低下している時やストレスがたまっている時などは、抵抗力が弱っていて白血球の働きが鈍くなるので、体内に侵入してくる細菌を完全に退治できず、不運にも破傷風になってしまうことがあります。

破傷風は予防接種が最も有効な対策

子供の頃、三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)や二種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風)の予防接種をしたから大丈夫と思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ワクチンの効果が持続するのは10年くらいの間しかありません。20歳を過ぎると、免疫力が急激に低下します。

予防接種が最も有効な予防方法なので、前回の接種後10年を過ぎた人は、追加接種を受けることが勧められています。ワクチンは普通のクリニックで接種できるようなので問い合わせてみるとよいでしょう。

ガーデニングが好きな人だけでなく、土木作業や建築現場で働く人、農業、アウトドア志向の人は、特に予防を心掛けることが大切だそうです。

私は、草取りや植え替えなどガーデニング作業をするときは、たいてい手袋をしています。素手で土を触る感触も嫌いではありませんが、爪に土が入るとなかなか取れなくて苦労するもので。

今まで破傷風について考えたこともありませんでしたが、手袋をしていてよかったと新聞の記事を読みながら思ってしまいました。

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