梅の花の香り

梅の花の香りってよいものですね。

例年、梅の鉢植えは庭に置きっぱなしにしているので花が咲くのは4~5月ころです。今年の冬は、ふと思いたって家の中に取り込むことに。そうしたら思いのほか早くツボミが膨らんで、お正月には開花してくれました。

梅の花の香りって、庭に置いていたときは、特に意識していませんでした。今は、玄関に置いてあるので、ふと香りが漂ってくることがあります。夜に梅の香りがすると、姿は見えないけれど自分はここにいますよ、と梅が主張しているような気がして、なんだか趣がありますね~。昔から梅が愛されてきたのも、なるほど、と思います。

梅は、中国が原産地で、奈良時代以前に遣隋使や遣唐使によって日本にもたらされました。昔から愛されてきた花で、万葉集では百首以上が詠まれており、植物では萩に次いで多いのだそうです。

「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
菅原道真が大宰府に左遷されるとき、道真の愛した庭の梅の花に別れを惜しんで詠んだ歌は有名です。

梅は品種が多く、中国からやってきた品種のほか、日本では江戸時代に、たくさんの品種の育成・改良が行われ現在では300種以上あると言われます。園芸学的には、観賞用の「花梅(はなうめ)」と、実の採取を目的とする「実梅(みうめ)」に分けられます。

いち早く春の訪れを知らせてくれる梅の花は、早いところでは1月下旬に開花、遅いところでは5月上旬と、約3ヶ月間かけて、ゆっくりと日本列島を北上します。

鉢植え一つでこれほど香りがするのだから、梅の名所といわれるところでは、どれほどの香りがするものなんでしょうか。北野天満宮、道明寺天満宮、太宰府天満宮、湯島天神など、各地の天満宮は梅がシンボルとされているので、梅の名所になっているところも多いですね。

梅の名所、一度は訪れてみたいものです。

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