カラジウムは赤や白などのカラーリーフが美しい植物です。
特徴と育て方、室内での管理ポイントを紹介します。
カラジウムの特徴と品種
熱帯アメリカが原産地のサトイモ科の球根植物です。
別名、ニシキイモ、ハイモ、ハニシキとも呼ばれます。
草丈は30cm、5~10月が観賞期です。
サトイモの葉を小さくしたハート型の葉に種類によって異なる赤や白の網目模様が入るのが特徴。
鉢植えで観葉植物として楽しんだり、夏の花壇、寄せ植え、ハンギングバスケットにも利用されます。
夏でも色鮮やかな葉が楽しめるカラジウムは花が少なくなる夏にオススメの植物といえるでしょう。
葉色の異なるいろいろな種類を寄せ植えにして飾るとゴージャスさが楽しめます。
主な品種
さわやかな薄グリーンの「キャンディダム」
シルバーの葉に赤の葉脈の「ホワイトクイーン」
小ぶりの葉をもつ「ヒメカラジウム」
グリーンの葉に赤の柄がはいる「ローズバッド」
カラジウムの育て方
日当たりのよい場所で管理すると、葉の色がはっきり美しく出ます。
日陰では、葉の色が退色し、徒長して姿が乱れます。
ただし、日陰で育てていたカラジウムを急に夏の直射日光に当てると葉焼けをおこしやすいので注意しましょう。
置き場所を変えるときは、徐々に日に当てて慣らしてから、直射日光に当てるようにします。
庭植えにする場合も日当たりがよい場所に植え付けましょう。
水やりは、庭植えの場合は特に必要はありません
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたら与えます。
室内での管理ポイント
インテリアとして室内に飾りたくなりますが日照不足だと葉の模様が鮮明に出なくなります。
また、日照不足だと葉柄が徒長して倒れてしまいます。
秋まで楽しもうと思ったら、充分に日光に充てることが大切です。
できれば日中は屋外で育てたほうがよいでしょう。
カラジウムの冬越し方法
春植え球根なので、秋になり気温が下がってくると地上部は枯れてしまいます。
ですから、秋になったら水やりを少しずつ控え寒さがくる前に水やりは中止します。
休眠中は室内の暖かい場所に置き、鉢土は乾かします。
室内の暖かい場所で冬越しさせましょう。
春に暖かくなったら掘り上げて植え付けします。
さいごに
今回は、特徴と育て方、室内での管理ポイントについて調べたことをまとめてみました。
常緑の観葉植物ではないので、一年中、美しい葉が楽しめないのが残念ですね。
冬も楽しみたいと思ったら人工観葉植物のカラジウムを購入するのがよいかもしれません。
見た目が本物そっくりでお手入れ不要です。