ガウラの特徴と育て方【栽培記録2008】

ガウラの花

ハクチョウソウ(白蝶草)の別名を持つガウラは蝶が舞っているような花姿が印象的な植物です。

繊細な雰囲気がありますが性質はとても丈夫。

植えっぱなしでも毎年よく花を咲かせます。

特徴と育て方について調べたことをまとめました。実際に育ててみた感想も書いています。

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ガウラの特徴

ガウラの白い花

ガウラは北アメリカ原産、アカバナ科の多年草です。

開花期:5~11月
花色:白、ピンク、赤
草丈:30~150cm
別名:ハクチョウソウ(白蝶草)、シロチョウソウ(白蝶草)

・開花期間が長い
 (ひとつの花は3日ほどで終わるが次々と花を咲かせる)
・暑さにも寒さにも強い
・地植えにすれば植えっぱなしにできる

【生育サイクル】
春に芽吹き、成長する
初夏から咲き始める
冬になると地上部は枯れ、株元に低く葉が残った状態で休眠

ガウラの育て方

ガウラの花姿

苗を購入して植え付けるか種をまいて育てます。

日当たりと風通しがよい場所を好みます。

明るい日蔭でも育ちますが花つきが悪くなります。

【種まき】
温暖地では秋に種まき(8~11月)、開花期は6~9月。

寒冷地では春に種まき(4~5月)、開花期は8~9月。

発芽までには約2週間かかります。

【苗の植え付け】
地植えの場合、特に植えつける土壌は選びません。
水はけがよければ、やせた土地でも育ちます。

鉢植えの場合、市販の草花用培養土が手軽でおすすめです。

摘心で花数を増やす&草丈を抑える

摘心とは、先端に生えた新芽を摘み取ること。
適期は4~5月。

・わき芽が成長しやすくなり花数が増える
・草丈が低くなり茎が倒れにくくなる

コンパクトガウラは草丈50cm程度。小さい花壇やコンテナの寄せ植えにもおすすめの品種です。

切り戻し

ガウラの赤い花
花が咲き終わったら花茎を半分ほどに切りましょう。

茎の途中から新しい花茎が伸びてきて次の花を咲かせます。

株が茂りすぎている場合は、思い切って1/2~1/3ほどの高さに切りつめてもよいです。

水やり

地植えの場合、水やりは特に必要ありません。

鉢植えの場合、土の表面が乾いてから水を与えます。

肥料

地植えの場合、特に必要ありません。生育が悪い場合だけ少量与えます。

鉢植えの場合、4~6月と9~10月に緩効性化成肥料を1ヶ月に1回ほど、あるいは液体肥料を1ヶ月に3回ほどの頻度で与えます。

肥料が多いと徒長しやすくなるので気をつけましょう。

増やし方

種まき、挿し芽、株分けで増やすことができます。

こぼれ種でも自然に増えます。

植え替え・株分け

適期は3月上旬~4月中旬。

鉢植えは1~2年に1回を目安に行います。

地植えは基本的に植え替えしなくても大丈夫。

ただ、3~4年ほど経って株が混み合っているようだったら株分けを兼ねて植え替えをします。

冬越し

秋になって地上部の葉が枯れはじめた頃に、株元から10cmぐらい残して切り取ります。

品種によりますがマイナス10℃くらいまで耐えられます。

屋外でも冬の防寒対策は必要ありません。

ガウラの栽培記録

白蝶草(ガウラ)の鉢植え

秋にガウラの鉢植えをもらいました。

鉢植えのまま花を楽しむのもよいですが…。

植え替えの手間を考えると地植えにしたほうがよいのかもしれません。

とりあえず、鉢植えのまま冬越しさせました。

ガウラ
翌年の夏のようすです。

放っておいても問題なく育っています。

6月に入ってから一気に草丈が伸びて1mを超えました。

倒れそうだなと眺めていたら、案の定、強い雨で花茎が横倒しになってしまいました。

ガウラの切り戻し
7月上旬、1/3ほどに切り戻し。

秋に、もう一度、花を楽しむことができました。

【感想】
地植えにすれば放置状態でも毎年花を咲かせてくれるのが魅力。

寒冷地で冬は雪に埋もれてしまいますが春になると芽吹きます。

病害虫の被害もありません。

花数が少ないのと花茎が倒れやすいのがちょっと残念。

摘心と切り戻りをすれば、もっと楽しめると思います。

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