西洋オダマキの特徴と育て方!種まき時期と方法は?

西洋オダマキ

西洋オダマキは色や形がバラエティに富んだ花が特徴。

初心者にも育てやすい植物です。

西洋オダマキの特徴と育て方、種まき時期と方法、栽培記録を紹介します。

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西洋オダマキの特徴

西洋オダマキ

西洋オダマキは、キンポウゲ科の多年草です。

オダマキの名は、花が「苧環(おだまき、糸巻きのこと)」に似ていることに由来しています。

別名、アクイレギアとも呼ばれます。

草丈は、30~50cm。
開花期は、5月~6月。

花色は、白・ピンク・赤・オレンジ・黄・青・紫・茶・黒と多彩です。

紫や赤などの花びらに見えるのは萼(がく)で、本当の花は内側の筒状になった部分です。

萼(がく)の後ろ側には距(きょ)が角のように突き出ています。

種類

オダマキはヨーロッパ原産の西洋オダマキと日本が原産地のミヤマオダマキと大きく2つに分けられます。

西洋オダマキはヨーロッパや北米原産のオダマキから作られた園芸品種です。

ミヤマオダマキは亜高山・高山地帯に自生する草丈10~20㎝程度の高山植物です。

西洋オダマキの育て方

西洋オダマキ

水はけと日当たりの良い場所を好みます。

ただし、夏の強い日差しは苦手です。

地植えの場合は、午後から日陰になるような半日蔭の場所が適しています。

鉢植えの場合は、日なたで育てますが夏は半日陰の場所に移動させましょう。

水やり

地植えの場合、特に必要ありません。

鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと与えます。

夏は乾燥させると弱るので注意しましょう。

肥料

生育中は液体肥料を月2~3回与えます。

植え付け・植え替え

適期は2月中旬~3月、9月中旬~10月です。

鉢植えの場合、根詰まりを起こしやすいので毎年植え替えを行います。

根鉢を崩さないようにして一回り大きな鉢に植え替えます。

太いゴボウ状の根は傷つけないように注意しましょう。

地植えの場合は植えっぱなしでかまいません。

花後の管理

種をとる目的がないのであれば、花が咲き終わったら花茎を切り取ります。

冬には地上の部分が枯れて根の状態で冬を越し、春に再び芽吹きます。

オダマキは寒さに強いので特に防寒対策は必要ありません。

春に芽吹いたオダマキ
※自宅の庭にて。4月撮影

西洋オダマキの増やし方・種まき時期と方法

オダマキは種まきで増やすことができます。

3~4年が経つと良い花が咲かなくなってしまうので種まきで株の更新をするとよいでしょう。

西洋オダマキの種

西洋オダマキの種

種の採取

花後に種ができたら花茎ごと切り取って、新聞紙の上などで種を取ります。

種をとったら、すぐに蒔いてかまいません。

すぐに蒔かない場合は冷蔵庫で保管します。

種まき

適期は4月~6月と9月~10月。

発芽に最適な気温は15度から20度です。

用土は市販のタネまき用の培養土を使います。

種はとても小さいので、バラまきして薄く土をかぶせておきます。

保存しておいた種は、一晩水に浸しておいてからまいたほうがよいといわれています。

発芽するまで2~4週間かかるので芽を出すまで乾かさないようにします。

本葉が2枚から3枚になったら鉢上げをします。

種から育てた場合、開花するのは2年目です。

西洋オダマキの栽培記録

西洋オダマキの葉

西洋オダマキの苗を地植えしたら、いつの間にか庭のあちこちで花を咲かせるようになりました。

花が咲いた後、摘み取らないで放っておいたので、こぼれ種でどんどん増えたんですね。

昨年の秋に芽を出したものを植え替えしたら1年間で随分大きくなりました。

植えっぱなしにしておくと、どんどん大きな株になります。

オダマキの根は太くて丈夫なので、後で違う場所に変えたいと思うと掘り上げるのに手間がかかります。

最初に植え付ける場所選びは慎重にしたほうがいいでしょう。

実際に育ててみた感想は、とても丈夫だということ。

水はけの悪い粘土質のところでも大きく育ったところをみると、水はけについてはあまり気にする必要がないのかもしれません。

夏場の直射日光が当たる場所でも枯れずに元気です。

肥料も与えなくてもキレイな花を咲かせてくれます。

病害虫の被害もありません。

冬は雪に埋まってしまいますが防寒対策なしでも冬越しできています。

手間いらずで、花が楽しめるので、もっと増やしてもいいかなと思っています。

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